ツィッギーからナオミ・キャンベルまで。60年代から90年代までのレジェンドモデルが雑誌表紙に集結!

Culture 2023.10.08

イタリア、フランス、スペイン3誌合同の「ヴァニティフェア」誌最新号カバーに、60年代から90年代までの歴代スーパーモデルが勢揃い。

ファッション特集で気合いの入ったこの号は、折り込み式のトリプル表紙となっており、いちばん表のカバーには、クラウディア・シファーとシンディ・クロフォード、ステファニー・シーモア、カーラ・ブルーニとナオミ・キャンベル、クリスティ・ターリントンにクリステン・マクメナミーが。折り込み部分を広げると、そこにはイマン、ツィッギーにローレン・ハットン、アンバー・バレッタや史上初のアフリカ系アメリカ人モデルのひとりであるパット・クリーブランド、エヴァ・ヘリツコヴァなどなど、総勢21名のレジェンドたちが肩を並べた。

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中面ではそれぞれのモデルによる、モノクロのポートレートも。ヘレナ・クリステンセンはグローブだけを身に纏ったヌードを披露するなど、彼女たちがなぜいまもなおレジェンドと呼ばれ続ける存在であるのか理解できる、素晴らしい作品となっている。

 

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この表紙画像を投稿した同誌のインスタグラムアカウントには、「他人の美やボディを見るときに、ジャッジするのはやめよう」とメッセージが。起用モデルたちの年齢は47歳から79歳、容姿やスタイルもそれぞれに異なっており、多様性をかなり意識したコンセプトだということが表紙からも伝わってくる。

 

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「美の革命が起きている時代に、なぜまだ完璧な女性がトレンドを決定しているのでしょうか? (中略)このトリプルカバーと長編記事はゴージャスなトップモデルたちの叙事詩ですが、これは、背が高くて細くなければいけないという美の基準を押し付けてきた反省でもあります。しかしこの10年間で包括的な多様性に無関心ではいられない美の概念のおかげで、異なる体型や形状、年齢を評価することを学んできました。不条理なことに、多様性はトップモデルたちの美しさと関係しています。けれど美しさは私たちを怖がらせたり脅かしたりしてはならないのです」。

最年長である79歳のローレン・ハットンのシワを隠さないクローズアップや、現在は歌手としても活躍する55歳のカーラ・ブルーニコケティッシュな容姿、そして74 歳の今もシグニチャーである囲み目メイクが似合うツィッギーは、エイジズムを黙らせるのに充分な、年齢を超越した美しさ。

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スーパーモデルという呼び名は決して誇張ではなく、彼女たちは遺伝子からして「スーパー」なのだと、改めて実感!

 

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text: Moyuru Sakai

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