カーボンニュートラルとダブルタップが実現! Apple Watch Series 9って?

Culture 2023.10.12

先日、カリフォルニア、シリコンバレーのアップルパークの敷地内、スティーブ・ジョブズシアターで行われた、新作発表会。昨年はコロナ禍後、初のKeynote(基調講演)が行われ、今年は2019年以来久しぶりのフル講演となった。今回、新たに発表となったのは、iPhone 15やApple Watch Series 9をはじめとする数多くのアイテム。さまざまな新機能が加わった魅力的なアイテムが並ぶ中、今回はApple Watch Series 9に注目してみたいと思う。

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魔法のような指の動き、“ダブルタップ”で操作の幅が広がる。

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初登場となったスヌーピーの文字盤。さまざまなスヌーピーの表情が楽しめる。

発表会でまず最初に流れたのがApple Watchの動画。魔法のように指先を動かすだけで、操作を行うことができるこの機能は、例えば料理をしているときに電話に出たり、iPhoneを使って集合写真を撮るときにシャッターをダブルタップで行えたり、朝のアラームを止めるときにも使える。いままでにないこの機能は私たちの生活を変えてくれるはずだ。

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カーボンニュートラルがApple Watchで初めて実現。実現の立役者はリサ・ジャクソン。

Appleは、2030年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル製品の導入100%を目標に掲げている。その一段階目として、カーボンニュートラルのApple Watchが実現した。ケース部分は再生利用可能なアルミニウムを使用し、新たな素材を組み込んだスポーツループは、82%再生糸から作られている。そして、50%以上を飛行機を使用せず、海上輸送で行い、低炭素輸送を実現した。2030年までに炭素排出量相殺に向けてさまざまな方向からアプローチしている。2020年に公開となったTEDでも彼女はその実現に向けたプロジェクトを公言している。

2020年に出演したTEDで、リサ・ジャクソンは2030年までの目標を宣言している。

"アプローチ"という部分では、基調講演の最後に流れた動画内 で、ドラマ形式で伝えられたこのプレゼンテーションは2020年からの2年間のAppleの成果とこれからの課題を観ることができる。グラフのついた資料で説明されるだけではなく、"演技”通じて伝える手法は新たな試みだ。内容は、俳優のオクタヴィア・スペンサーがマザー・オブ・ネイチャー、つまり“母なる自然”として登場し、「2020年にあなたたちは、カーボンフットプリントを2030年までにゼロにすると約束しましたよね?」とティム・クックはじめとする社員たちに問い詰める。その疑問に最初に答えるのが、リサ・ジャクソン。彼女は、2014年にAppleに入社し、環境、政策、ソーシャルイニシアティブを担当する。前職は2009年から2013年まではオバマ政権による環境保護庁の長官としてアメリカを支えてきた彼女を招いたことでAppleは大きく前進する。そんな彼女のチームメンバーは、鋭い質問にスラスラと答えていき、マザー・オブ・ネイチャーは納得した様子で「じゃ、また来年会いましょう」と去っていく。

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NIKEとエルメスのバンドにも注目!

最後にカーボンニュートラルで作られたストラップにも注目したい。今回新しく加わったスエードのような素材のファインウーブンは、上質な仕上がりでゴムバンドとは違った表情でスタイリングのポイントに。
また、ナイキとエルメスのストラップも見た目の素敵さだけでなく、環境への配慮にも貢献している。

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左: エルメスのブランドカラーであるオレンジに滑らかな質感のウーブンテキスタイルを採用したストラップ。 右: 1930年に登場したブランドのシグネチャーファブリック、コットンキャンバスのストラップはエレガントな印象に。

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ナイキは、ゴムバンドのリサイクル素材を使用し、カラフルなバンドに。スポーツバンドに加えて、スポーツループも登場。

Apple Storeコールセンター: 0120-993-993
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