キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの10歳の娘、初めて雑誌の表紙を飾る。

Culture 2023.11.13

キム・カーダシアンカニエ・ウェストの娘、ノース・ウェストが「i-D」誌に登場、自分のファッション・アイコンは"自分自身"と語った。

フェイクボーンのティアラをかぶったノース・ウェストの写真。キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの10歳の娘がi-D誌の表紙を飾った。このティアラ、彼女を表すのに実にぴったりな小物だ。つまり、有名なファミリーの後継者は、血筋と言わないまでも、骨の髄までセレブなのだ。オーバーサイズの黒いパーカーを着て、頭を少し傾げ、大きな目でカメラを見つめる少女は無邪気と形容できるような表情をしている。

この写真を含め、i-D誌の写真撮影でノース・ウェストはずっと無表情なままだ。モノクロのファッション写真に微塵の微笑みもなく写る少女は、近寄りがたい気質の持ち主であるかのようだ。彼女は母親の足跡をたどり、既定路線を着々と歩んでいる。その結果、SNSやテレビ、ファッションウィークの人気コレクションによく登場する存在として注目を集めるようになった。もっとも本人は屈託なく、i-D誌のインタビューで自分のファッション・アイコンは自分自身と答え、さらに「史上最高の」とつけ加えた。

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有名人の子ども

母親のキム・カーダシアンはインスタグラムで最もフォローされているセレブのひとりだが、ノース・ウェストは自分のアカウントを持っていない。まだ若すぎるからということではないだろう。実のところ母とコラボした公認TikTokページ「@kimandnorth」をすでに運営している。フォロワーは1,720万人おり、少女が踊ったり、着飾ったり、お母さんと仲良くしているところを見せたり......要するに普通の年頃の少女らしい姿を見せている。ただし普通じゃないのは、ノースが投稿する動画がどれも数百万回再生されていることだ。

人気の理由は明らかだ。両親がセレブということで大衆の好奇心をかき立てるからだろう。常にカメラに囲まれた家庭環境の中で育ち、すでに十分個性的なノース・ウェスト。彼女がファッションショーの最前列にいる姿や、玉ねぎをかじる姿にネットユーザーは都度反応する。だが批判には子どもの頃から慣れているし、気に病むこともない。i-D誌に、憧れの職業はラッパー、バスケットボール選手、アーティストだと打ち明けた。あるいは、両親のブランドである「Yeezy(イージー)とSkims(スキムズ)のオーナーになりたい」とも。肝に銘じておこう。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)

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