「なぜ私たちを裏切ったの?」キャサリン皇太子妃とハリー王子の最後の会話とは?

Culture 2023.11.28

ハリー王子が2023年1月に回顧録『Spare(スペア)』を出版してイギリス王室と決別した数ヶ月後、キャサリン皇太子妃は王子に面と向かって問い詰めたようだ。

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韓国大統領の表敬訪問を受けたキャサリン皇太子妃。(イギリス、2023年11月12日)photography: Aflo

どうやら2023年5月6日のチャールズ3世の戴冠式の折、ハリー王子と義姉のキャサリン皇太子妃は話し合いの場を持っていたようだ。イギリスのメディア「Now to Love(ナウ・トゥ・ラブ)」がイギリス王室と親しい関係者の証言として5月に報じていたところによるとウィリアム皇太子の妻はこの時、ハリー王子に対して回顧録のことで非難の言葉を浴びせたそうだ。イギリスには滅多に戻らず、王室と対立していたハリー王子が今回やってきたのは、父に敬意を表するためだった。

夫の了解を得たキャサリン皇太子妃は式が始まる前、ハリー王子に声をかけた。ナウ・トゥ・ラブに情報を提供した関係者は、「ケイトは、これがハリーと話せる唯一の機会だとわかっていた。ハリーが再び心を閉ざしてしまう前に。これまで起きたことを考えれば、式の最中にはそんな機会があるはずもないし」と語った。キャサリン皇太子妃は義弟に対し、彼の書いた本が王室全体、そして特にジョージ王子シャーロット王女ルイ王子の父親である夫ウィリアム皇太子に与えたダメージの大きさを説明したいと考えた。「ケイトは、ハリーが自分の家族をあんなふうに傷つけるとは思っていなかった。かつてはとても仲が良かったことを忘れることができず、弟を失ったように感じていて(中略)、ハリーに『なぜ私たちを裏切ったの』と率直に聞きたかったのだろう」と関係者は語った。

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彼なりの真実

ハリー王子は『スペア』の中で、国王となるべく生まれた兄ウィリアム皇太子の傍らで、永遠のナンバー2であり続ける自分の立場を顧みている。子ども時代の思い出、兄とのいさかい、妻のメーガン夫人との出会い、そして肌の色のせいで妻が王室やイギリスのタブロイド各紙から受けたとされる扱いについて回想している。ハリー王子は"彼なりの真実"を赤裸々に語った。良くも悪くも。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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