ビヨンセが「肌を漂白した」? プレミア上映会での姿に非難殺到。

Culture 2023.12.07

ドキュメンタリー映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』のプレミア上映会に登場した42歳のミュージシャンは「白すぎる肌」を非難された。


ドキュメンタリー映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』のプレミア上映会でのビヨンセ。(ビバリーヒルズ、2023年11月25日)Instagram / @donatella_versace

2023年11月25日、ビヨンセはロサンゼルスのサミュエル・ゴールドウィン・シアターで、直近ツアーのドキュメンタリー映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』のプレミア上映会をおこなった。レッドカーペットにはセレブが勢ぞろい。それ以上に話題になったのは、シンガーの肌の色が「白すぎる」疑惑だった。

SNSではすぐに大騒ぎとなった。「本当の出自を隠しているのでは」、「肌を漂白しているんじゃないか」、「黒人とは言えない」、「彼女は白人になったのか?」等々。要するにビヨンセが自分のルーツを否定しているのではないか、というわけだ。

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いいかげんにしてほしい

SNSでの騒ぎに腹を立てたのはビヨンセの母、ティナ・ノウルズだ。11月28日のインスタグラム投稿で、グラミー賞史上最多受賞アーティスト(32回)である娘に対する「愚かで、無知で、憎しみに満ちた人種差別的な」攻撃への怒りを爆発させた。「娘が撮ったのは"Renaissance(ルネッサンス) "というタイトルがついた映画で、全体的なテーマは "シルバー "。だから髪もカーペットも服もシルバーに統一した。なのに、白人になりたがっている、肌を漂白していると騒ぎたてる輩がいるなんて」と69歳のファッションデザイナーでもあるティナは憤慨した。

そして「娘を攻撃する人たちにはうんざり」とティナ・ノウルズは続けた。「娘が何かをしようと全力を尽くすたびに、嫌われ者のあなたたちは隠れていた場所からこそこそ出てきて、嫉妬、人種差別、性差別、ダブルスタンダードといったものを飽きもせず繰り返す。あなたたちのシスターを祝う代わりにね。嫌いなら、無視すればいいじゃない。負け犬にはうんざり。こんな投稿をしたら娘に怒られるのはわかってるけど、もういいかげんにしてほしい!」

いずれにせよビヨンセは、この「ルネッサンス・ワールド・ツアー」で歴史的な記録を達成した。270万人の観客を動員し、総額5億7900万ドルを売り上げたこのツアーは、マドンナテイラー・スウィフトを尻目に、史上最高に稼いだ女性ツアーとなったのだ。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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