ナタリー・ポートマン、子どもたちに俳優の道を勧めない理由とは?

Culture 2023.12.08

女優ナタリー・ポートマンは、11月23日にポッドキャスト番組「Variety Awards Circuit(バラエティ・アワーズ・サーキット)」で、ハリウッドで育ったことや、映画業界で若者がさらされている危険について語った。

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『May December(原題)』のプレミアに到着したナタリー・ポートマン。(ロサンゼルス、2023年11月16日)photography: Abaca

「私は子どもたちにこの道を進むようには奨励しません」とナタリー・ポートマンは述べた。「決して進むべきではないと言っているわけではありません。子どものときには俳優業をするべきではないと思っているのです」。実際、ナタリー・ポートマンは11月23日にポッドキャスト番組「Variety Awards Circuit」で、子役たちにとってのハリウッドの危険について語った。「私が(若い頃)決して危害を受けなかったのは幸運だったと感じています。これはまた、私を守ってくれる非常に素晴らしい両親を持っていたことにも起因しています」と、ナタリー・ポートマンは説明した。彼女は振付師ベンジャミン・ミルピエとの間にふたりの子ども、2011年6月生まれのアレフと2017年2月生まれのアマリアをもうけている。

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「悪い話をたくさん聞いた」

ナタリー・ポートマンは映画『レオン』(1994年)で初めて主役を演じたときのことを振り返った。当時、13歳だった。ナタリー・ポートマンは演技の経験について、次のように説明した。「子どもの頃は嫌なものだけど、大人になるとその良さがわかる」。また、「今日の子役に関しては、あまりにも多くの悪い話を聞いてきたので、子どもはこの業界の一部になるべきではないと考えています。とはいえ、ここ数年の議論はすべて認識しています。人々はより情報を得て用心深くなりました」と述べた。最後にこう締めくくった:「結局のところ、私は子どもたちが働くべきだとは思いません。子どもたちは遊び、学校に行くべきだと思います」。

5月に、ナタリー・ポートマンは週刊誌「ハリウッド・リポーター」で映画『レオン』での役割について言及した。「あの映画はいまでも評価されているし、いままでのキャリアの中で私が出演したどの作品よりも、人々が私に語りかけてくる作品です。あの映画は私にキャリアを与えてくれたけれど、いま見るとかなり恐ろしい側面もありますね」と述べた。

text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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