エムラタ、ズボンがゆるゆるすぎて......!批判された投稿とは?

Culture 2023.12.11

先日夕刊誌が掲載したアメリカのモデル、エミリー・ラタコウスキーの最新写真が、ネットユーザーたちの間で賛否を分けている。一部の人はこれをファットフォビア(肥満差別的)なメッセージだと捉えた。

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ニューヨークの街角に現れたエミリー・ラタコウスキー。photography: ABACA

「2番目の写真に写っているジーンズを探していたのだけど、それだけを見せてくれると嬉しい。本当にありがとう」というコメントが、エミリー・ラタコウスキーのInstagram投稿に寄せられた。これは260万人以上のフォロワーを持つアメリカのプラスサイズモデル、テス・ホリデイによるものだった。彼女と同様、多くのインターネットユーザーがフランスの雑誌「M Le Monde」の最新ファッションシューティングに皮肉を込めている。写真では、エミリー・ラタコウスキーは主に、彼女の体型には大きすぎる服を着てポーズをとっている。「2枚目の写真、何て奇妙なの」と、体型の受容に関する問題に取り組むイギリスの作家ステファニー・イェボアがコメントし、次のように続けた。「ボディイメージについて本を書いたの? あー!」、これはエミリー・ラタコウスキーが自らの体に対する批判について探求した著書『My Body(原題)』(2021年)に関して言及したものである。


雑誌「M Le Monde」のためにマルジェラのジーンズでポーズをとるエミリー・ラタコウスキー。Instagram @emrata

エミリー・ラタコウスキーが明らかに彼女には大きすぎると思われるマルジェラのジーンズでポーズをとる写真は混乱を招いている。

「大きめのサイズの服は選択肢のひとつだと思うけれど、このあまりにも大きすぎるジーンズを履いた写真は別の話です。あなたのビジョンを教えて。あなたはどんなストーリーを伝えようとしているの?」とあるInstagramユーザーは質問を投げかけた。また別のユーザーは「ひとつのチームがこれに取り組んで、それをクールだと思っていたことに驚いている」と述べた。大きめの服をアピールするのに細身のモデルを採用することは細さをさらに強調する意図がある、と多くの人は感じる。これはデジタルクリエーターのアン・キャスリーン・ウィリアムズによれば、ファットフォビアを助長しているという。

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「これはちょっと行き過ぎ」

エミリー・ラタコウスキーと雑誌のInstagramアカウントでシェアされた投稿の下で、議論が広がっている。一部のユーザーは、騒ぎを和らげ、この撮影をファッションのスタンスと捉えている。「2枚目の写真で君自身、可愛くないと感じていたらごめんね。でも信じられないほど可愛いよ!」とコンテンツクリエーターのコートニー・クインはコメントした。「これはちょっと行き過ぎ」、「大きなズボンをはくことが今どき体型に対する恥を嘆くことになる?」、「これは彼女の仕事ではない......よね?」といったコメントも寄せられた。

SNS上で、32歳のモデル、エミリー・ラタコウスキーが定期的にささいなことで非難されているため、一部の人々は彼女の擁護に立っている。最近では、エミリー・ラタコウスキーと俳優ステファヌ・バクとの情熱的なキスの写真が、性差別的なコメントの波を引き起こした。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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