ガルニエ宮とヴェルサイユ宮殿で結婚式を挙げたアメリカ人カップルの動画が話題に！

ここ数日、TikTokの話題といえばアメリカ人カップルのマデリーン・ブロックウェイとジェイコブ・ラグロンの結婚式。なにしろ超有名なフランスの名所を貸し切りにしておこなわれたのだ。

マスコミの試算では、この結婚式の費用は5,900万ドル。photography: Getty Images

2011年4月29日、ウェストミンスター寺院でイギリスのウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の結婚式がおこなわれ、テレビで10億人が視聴した。新郎の両親であるチャールズ皇太子（当時）とダイアナ妃が1981年に挙げた結婚式以来、久しぶりに世界が目にした、最高に華やかでロマンティックな王家の結婚式だったと言えよう。しかしながら、「世紀の結婚式」の称号は、別なカップルがかっさらってしまうかもしれない。そのふたりはイギリス王室とは縁もゆかりもないのだが。

2023年11月18日、アメリカ人カップルのマデリーン・ブロックウェイとジェイコブ・ラグロンがフランスで結婚した。パリ地方の複数の歴史的建造物を会場に、5日間にわたっておこなわれた結婚パーティーの様子がまるでおとぎ話とここ数日、TikTokで話題になっている。

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オペラ座ガルニエ宮とヴェルサイユ宮殿へ

初日、厳選されたゲストが「ウェルカム・ディナー」の招待状を受け取った。会場は貸し切られたパリ・オペラ座ガルニエ宮。その晩、大階段は色とりどりの花で飾られ、チェロ奏者によるコンサートがおこなわれる中、新郎新婦が入場した。

3日目は、ヴェルサイユ宮殿のプライベートツアーへ。モエ・エ・シャンドンのシャンパンでキャンドルライト・ディナーを楽しみ、一夜を過ごした。フランス版「ハフポスト」が報じたように翌朝、一行はパリへ戻り、エッフェル塔を訪れてブランチを食べた後、セーヌ川で船を貸し切り、夜まで楽しんだ。

いまのところ、結婚式自体がどこでおこなわれたのかは不明だが、新郎新婦の友人たちがTikTokに投稿した動画を見る限り、そちらも豪華なものだったようだ。「ツタに覆われた石造りの邸宅からは豪華な庭が見渡せた。会場は、ガラス張りの天井に白い花が飾られて、カントリーのテーマにマッチしていた」と「ハフポスト」は描写している。新郎新婦は最高の結婚式にしようと奔走し、マルーン5のボーカリスト、アダム・レヴィーンがステージで数曲を披露するライブが実現した。その晩、もうひとつ、ゲストを楽しませる余興があった。ドローンが空に新婚夫婦のイニシャルを描きだしたのだ。この豪勢な結婚式がいくらかかったのか明らかにされていないが、マスコミの試算では5900万ドルと見積もられている。天文学的な金額だが、車メーカーのオーナーで、スーパーリッチな新婦の両親には出せる金額だったのだろう。ひとつ確かなことは、この日が新郎新婦両家やその周囲の人々の記憶にしっかり刻まれたということだ。