カニエとキム・カーダシアンの10歳の娘ノース・ウェスト、父のステージでラッパーデビュー。
Culture 2023.12.20
物議を醸したカニエ・ウェストのコンサートの傍らで、12月12日、彼の10歳の娘がステージに立ち、ラップを披露した。
この父にしてこの娘あり? キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの10歳になる長女、ノース・ウェストが12月12日(火)、マイアミで行われたラッパーのタイ・ダラー・サインとのデュエットライブで、カニエ・ウェストの曲のラップを披露した。
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アーティスト一家
カニエ・ウェストのキャリアは近年、論争の的となっており、ニューアルバム「Vultures」(12月15日発売予定)に先駆けて行われた12月12日のコンサートも例外ではなかった。娘がマイアミのステージに立つ数分前、ラッパーは悪名高いクー・クラックス・クランのシンボルである尖った黒い帽子をかぶり、「俺は反ユダヤ主義者じゃない、ユダヤ人の****とヤッただけだ」と歌った。ノース・ウェストがこの言葉の意味を十分に理解しているかどうかはわからないが、アーティストの父親の足跡をたどることを決めたのは確かなようだ。
その後、彼女はステージで自信に満ち、数十人の前でラップを披露した。「Vultures」から抜粋された歌手Blaséとの共演曲であった。
「ここが好きだよ / 今年もまた1年間を支配する/ おまえたちの親友、ミス・ミス・ウエスティ」と、ノース・ウエストは歌い、その後、ジャンル特有のエゴイスティックな態度で「試そうとしないで/ 混乱するよ / 混乱するよ / ただ祝福して」と続けた。その横で、カニエ・ウエストは娘に対して楽しそうで誇らしげな様子だった。彼女自身がそれをどれくらい長く続けるかはまだ分からない。
text: Gaspard Couderc (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi