奇跡の「青」を使った、チャリティアート展って？

シンガーソングライターのLOVEと福島県相馬市が2012年から取り組む「SOMA BLUE PROJECT」は、12月20日より伊勢丹新宿店にてアート展『SOMA BLUE X'mas with ISETAN』を開催。

左：佐々木香菜子『Refraction 01』 中：Ginji Kinashi『窓の外』 右：SUDA YUMA『Holy Night Beer』

このアート展は、本展に賛同したヒロ杉山や佐々木香菜子など、総勢16名のアーティストが、奇跡の青と呼ばれる顔料「YInMn Blue（インミンブルー）」を使用したアート作品を製作し、展示・販売を行うもの。

「SOMA BLUE PROJECT」は、東日本大震災以降、子どもたちの成長を軸に、復興支援「する側」と「される側」の垣根をなくし、地方再生・まちづくり・未来作りについて自由に意見交換を行い、青の顔料インミンブルーを使用した企画を実現してきた。インミンブルーは、2009年にアメリカ・オレゴン州立大学のマス・サブラマニアン教授のチームが200年ぶりに発見した"新しい青"であり、その特性は「100％紫外線をはじく」と言われ、かつ環境汚染をしない安全性の高さにある。この顔料に発起人のLOVEがいち早く着目し、青の中に込められた"愛する人の無事"と"未来の安全"、そして"将来への希望"という想いを永遠に色褪せないと言われているインミンブルーを使用したアート作品をとして発信している。

本展の売り上げはすべて津波で甚大な被害を受けた地域に会見した尾浜こども公園に草スキーを建設する費用とされる。2024年3月1日の相馬市内の高校の卒業式までの完成を目指しているこの企画、アーティストの作品を購入することで地元の子どもたちや未来の子どもたちへの希望を届けるために応援してみては？

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ちうらまゆみ『光の庭』

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RIO UMEZAWA『歩む風』