ジャン＝ポール・ベルモンドの孫娘アナベル・ベルモンド、第一子を出産。

12月上旬に誕生した子どもの父親の名はこれまで伏せられていたが、アントゥン・セナウイであることがわかった。

アナベル・ベルモンドが出産したのは男の子。（2023年12月17日投稿）photography: Instagram/@annabelle.belmondoのスクリーンショット

12月17日、「ちょうど1週間前、生涯の愛にめぐりあった」の言葉と共に、35歳のフランス人女優、アナベル・ベルモンドはインスタグラムで第一子出産を報告した。今月初めに誕生した子どもの名前はアンジェロ・ナビル・セナウイ、男の子だ。ジャン＝ポール・ベルモンドの孫娘は、自分と赤ん坊の写真を何枚も投稿する一方で、子どもの父親については沈黙を守った。父親はレバノン出身の実業家でプライベートバンクのリシュリュー銀行取締役会長であるアントゥン・セナウイだ。だが、ふたりが公の場で一緒にいるところを見た人は誰もいない。レッドカーペットでも、アナベルのインスタグラムでも。

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アメリカンドリーム

現在50歳の実業家はベイルートで育った。父親のナビル・セナウイはレバノンのソシエテジェネラル・ド・バンク・オ・リバン（SGBL）グループ会長だった。母親のメイ・チェハブはレバノンの首長だったバシル・シハブ2世のひ孫だ。アントゥン・セナウイは米国留学後、父親に代わってSGBLの会長となり、さらにフランスとモナコの富裕層の財産管理を専門とするグループ、リシュリュー銀行を買収した。現在はカリフォルニアに住み、2018年からは米国のパイクスピーク・ナショナル・バンクの会長も務めている。

映画への情熱

1990年代末の頃から、彼はカルチャーの世界にも足を踏み入れた。出版社「ニュース・メディア」を設立し、ビジネス雑誌の「エグゼクティブ」を創刊後、ジュリー・ガイエが共同ファウンダーである映画制作会社「ルージュ・インターナショナル」と仕事をするように。とうとう自ら制作会社「エゼキエル・フィルム」を設立するほどのめりこんだ。これまでに長編映画『アクトレス〜女たちの舞台〜』（2014年）や、アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた『判決、ふたつの希望』（2017年）をプロデュースしている。

きっと映画への情熱が現在のパートナー、アナベル・ベルモンドとの出会いを育んだのだろう。私生活は明かさない主義のようで、102,000人のフォロワーがいるインスタグラムに妻や息子の写真を載せたことはない。でも息子アンジェロ・ナビルの誕生を祝ってくれた友人のストーリーはシェアしていた。彼のプロフィールにはこんな言葉が引用されている。「最優先すべきは神と家族」