ハリー王子、バズ・オルドリンと同じ「航空業界の生けるレジェンド」に選ばれたとの報道に大批判！

サセックス公爵ことハリー王子は英国陸軍に10年間在籍し、アフガニスタンで2度の任務をこなしている。航空宇宙産業への功績を称える賞をこのたび授与されることになった。

インヴィクタス・ゲーム大会でのハリー王子。（デュッセルドルフ、2023年9月14日） photography: Getty Images

ニュースを聞いて「これはジョーク？」と耳を疑う人も。なにしろハリー王子が「航空業界の生けるレジェンド」に選ばれ、ビバリーヒルズでの授賞式で華々しく表彰されるというのだ。ちなみに司会を務めるのはジョン・トラボルタで、この賞は過去、アポロ11号の英雄、バズ・オルドリンにも授与されている。ハリー王子は現在39歳。1972年に弱冠36歳で月面を歩いた最年少者となったチャールズ・デュークよりも先に授与されたとあって、眉をひそめる人が続出した。

俳優のモーガン・フリーマンがいみじくも「航空界のオスカー」と呼ぶこの賞にハリー王子が選ばれたこと自体、SNSで波紋を呼んでいる。「デイリーメール」紙が報じるように、「この分野での功績を称え、世界中の軍パイロットがみんな、この賞をもらうのが待ちきれない」とX（旧ツイッター）に皮肉をこめた投稿をする人も。「これはジョーク？ （ハリーが）一体なんのレジェンドなんだ？ 真面目に聞いているんだぜ！ いったい何を成し遂げたんだ？」

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"航空業界の生けるレジェンド"とは

これは航空宇宙産業に多大な貢献をした者を称えるために2003年に設けられた賞で、現在128名に授与されている。ニール・アームストロングのように亡くなると、代わりに現存者が選ばれるため、リストは定期的に更新される。

兵士ハリー

英国陸軍に10年間勤務している間に陸軍大尉の階級まで到達、前線航空管制官と戦闘ヘリコプターのパイロットとしてアフガニスタンで2回の任務をこなした「兵士ハリー」は、航空宇宙業界の栄えある「レジェンド」サークルの仲間入りをすることになる。多くの人がこのニュースに驚き、違和感を覚えたかもしれないが、有名人がこのサークルの仲間入りするのは実のところ、そう珍しいことではない。これまで「レジェンド」入りした「アイコニック」な人物を挙げるならば、バズ・オルドリン、ジェフ・ベゾス、トム・クルーズ、イーロン・マスク、そして初のアラブ人宇宙飛行士とみなされるサウジアラビアの王子、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アルサウドらがいる。ハリー王子や妻のメーガン夫人が授賞式に出席するかどうかはまだわかっていない。