ガンを公表したチャールズ3世、ロンドンの自宅前で元気そうな笑顔を見せる。
Culture 2024.02.07
2月6日、イギリス国王チャールズ3世が妻のカミラ王妃と一緒に車内から笑顔を見せた。
クラレンス・ハウスを出発し、車で移動するチャールズ3世と妻カミラ王妃。photography: aflo
イギリスの王位に昇格してから17か月後、チャールズ3世は2月5日、ガンに罹患していることを発表した。これはバッキンガム宮殿から発表された簡潔な声明によるものである。この発表がイギリス全体に衝撃を与えた翌日、国王はロンドン市内を通る車内から笑顔を見せた。妻のカミラ王妃と共に車内にいたチャールズ3世は、首都ロンドンの中心部に位置するクラレンス・ハウスの自宅の前に集まった通行人に挨拶した。
AP通信によれば、イギリス国王と王妃は、その後ヘリコプターで国の東部にあるサンドリンガムの居住地に移動するために、近くのバッキンガム宮殿に向かう予定だった。
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ガンは早期に発見
「チャールズ3世と担当医師たちは非常に、非常に楽観的です」と、匿名の情報源が2月5日に『デイリー・メール』に語ったところによれば、75歳の国王は実際、ガンの発表に対してポジティブな態度を持っているようだ。一方、イギリスのリシ・スナク首相は、「病気がこんなに早く発見されてよかった」と述べ、BBCに対して「私たちは皆、驚きと悲しみに包まれています。私たちの思いはすべて、彼と彼の家族とともにあります。幸いにも(ガン)は早期に見つかり、誰もが国王が必要な治療を受け、完全に回復することを望んでいます」と述べた。現時点で、バッキンガム宮殿はチャールズ3世がどの種類のガンに罹患しているかは明らかにしていないものの、前立腺ガンではないと述べている。
ハリー王子のカムバック
米国に亡命し、王室と疎遠になっていたハリー王子が、父親がガンであるとの衝撃的な発表を受け、父親を見舞うために火曜日の昼過ぎにロンドンに到着したと英国メディアが報じた。『デイリー・テレグラフ』紙によると、2020年に王室の職務を放棄したハリー王子は、夜行便でヒースロー空港に到着した後、チャールズ3世とカミラ王妃夫妻のロンドンの邸宅であるクラレンス・ハウスに直行した。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi