英国紙、ハリー王子の公務復帰は「あり得ない」と報道。
Culture 2024.02.21
ロンドンでは、ハリー王子が「父親が病気の間、王室の役割を果たす可能性がある」との噂がささやかれている。しかし、王室の情報源によれば、これらの主張は単なる憶測に過ぎないと『デイリー・メール』は報じている。
チャールズ3世とハリー王子。(ロンドン、2019年4月4日)photography: Getty Images
「王とハリーは話をしましたか? はい。一時的にでも復帰するということですか? いいえ。」
チャールズ3世ががんを患っていることを発表した後、王室行事から身を引いているにもかかわらず、『デイリー・メール』のコラムによると、ハリー王子が英国王室に大々的に復帰する可能性は低いとの声で一致している。
したがって、末っ子ハリー王子が王室の職務を再開する可能性があるという主張は誤っている。ロンドンでは、タブロイド紙が引用した情報筋によると、国王チャールズ3世は「いかなる形でも、ハリー王子が王室のアクティブなメンバーに戻ることを固く拒否している」という。このことはハリー王子との和解を妨げるものではないと強調しながらも、王位継承順位1位であるウィリアム皇太子も同様の意見だという。
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中途半端な関与
これは、週末にさまざまな憶測が飛び交った後に明らかになったものだ。『タイムズ』によれば、39歳のハリー王子は、病気の父親を支えるために「一時的な王室の役割を引き受ける用意ができている」と報じていた。現在、妻のメーガン夫人と2人の子どもと共にカリフォルニアに住んでいるハリー王子は「父親との温かい交流に触発された」と言われている。また、『デイリー・メール』紙によれば、ハリー王子は友人たちに「父親が病気の間、王室の役割を喜んで果たしたい」と語ったと報じている。しかし、王室に近い情報筋によると、チャールズ3世、ウイリアム皇太子、その他のウィンザー家は、(ハリー王子夫妻が王室離脱前に行われた家族会議である)"サンドリンガム・サミット"の条件を維持すべきだという点で「完全に同意」しているという。2020年1月、この会議でハリー王子とメーガン夫人のロイヤルファミリーからの離脱が正式に決定した。その際、エリザベス女王は、孫が望んだ「中途半端な関与」というアプローチは実行不可能であることを明らかにした。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi