サンローランが提供する、ゴダール監督の遺作が公開!
Culture 2024.02.21
フランス映画界における「ヌーヴェルヴァーグ」の旗手のひとりとして、その作品が日本でも愛されてきたジャン=リュック・ゴダール監督。その彼が2022年に逝去する前に取り組んでいた特別な作品『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』が、サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ提供のもと、2月23日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開開始。
『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』 サンローラン プロダクション バイ アンソニー・ヴァカレロ製作 VIXENS / L'ATELIER共同製作 フランス、スイス / 20分 / 2022年
この度日本で公開されるゴダール監督の遺作は、型にはまらない短編アート作品。完成に至らなかった映画に対して彼が思い描いていたアイデアやリファレンス、ビジュアルが描写され、天才ゴダールの精神や思考がどのようなものだったかを垣間見ることができる。
アンソニー・ヴァカレロが「決して存在しない映画の予告編」と称した今作は、第76回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションの一環として上映された。ゴダール監督の遺作を担当したヴァカレロは、「映画界でもっとも影響力のある巨匠のひとりであるジャン=リュック・ゴダールを敬服している」と語る。
サンローランは、子会社であるサンローラン プロダクションの設立により、映画製作を事業活動のひとつとして本格的に行う初めてのラグジュアリーブランドとなった。同部門は、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロがサンローランのために構想したものであり、彼のコレクションが持つ映画的な世界観とニュアンスを反映させながら、メゾンの未来をともに歩んでいくこととなる。アンソニー・ヴァカレロは、「長年にわたり私にインスピレーションを与えてくれた偉大な映画界の才能のある方々とともに働き、そのためのスペースを提供したい」と述べている。
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『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』 サンローラン プロダクション バイ アンソニー・ヴァカレロ製作 VIXENS / L'ATELIER共同製作 フランス、スイス / 20分 / 2022年