ゼンデイヤ、ミュグレーの鎧を着た時の舞台裏を告白。
Culture 2024.04.12
27歳の女優は、映画『デューン 砂の惑星 PART2』のプレミアでロンドンのレッドカーペットに登場し、センセーションを巻き起こした。しかし、そのアイコニックなファッションは危うく見られなかったかもしれない。
オデオン・リュクスでの映画『チャレンジャーズ』プレミアに出席したゼンデイヤ。(ロンドン、2024年4月10日)photography: PA Photos / PA Photos/ABACA
2月15日、ロンドンで彼女はセンセーショナルという言葉そのものだった。映画『デューン 砂の惑星 PART2』のプレミアで、ゼンデイヤは、ティエリー・ミュグレーによる鎧スーツでレッドカーペットに登場した。それは、ミュグレーの1995-1996年秋冬オートクチュールコレクションのアーカイブ作品だった。金属と透明パーツで構成されたロボット風の鎧スーツは、ゼンデイヤの身体、特に腕、太もも、お尻、胸を露わにした。金属製の手袋を着用し、一体型のパンプスを履いた。また、この鎧の上に、ゼンデイヤはブルガリのダイヤモンドとサファイアのネックレスを着用し、ダブルスキンの印象をさらに強調した。しかし、この象徴的なファッションは、あやうく実現しなかったかもしれないという。27歳の女優は、雑誌「ヴォーグ」の新しい動画シリーズ「ライフ・イン・ルックス」の一環として、この出来事について語っている。この動画は4月10日からオンラインで公開されている。
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「なぜこんなことをしてしまったのだろう」
スタイリストのロー・ローチは、当初からゼンデイヤのアイデアに懐疑的だった。「本気なの? 冗談はやめてよ。土壇場で尻込みして怖くて着られなくなるようなことはしないで」と彼は彼女に言った。しかし、ゼンデイヤはその計画にこだわった。最初のフィッティングの日が訪れ、90年代にその鎧スーツの製作を手伝った男性のひとりも同席し、すべてが完璧に進んだように見えた。「鎧はまるで手袋のように、運命だったかのようにぴったりだった」とゼンデイヤは振り返る。「しかし、フィッティングはすぐに難航した。たった10分着ただけで、すぐにめまいがした。金属素材は熱をすごく速く伝えて、その温度は保たれ、閉じ込められた。完全にボディスーツに身を包んだ。そこにバリアがある感じ。自分の肌のような金属を一枚まとっているような感じだった」と彼女は言う。それから数日後、ゼンデイヤは、もしかしたらすべてが悪い考えだったのかもしれない、と思い始めた。「なぜこんなことをしてしまったのだろうと思った」と彼女は振り返る。そして、ついにプレミアの日がやってきた。「私はそれを着て、外に出て、やリとげた」と女優は誇らしげに語った。
レッドカーペットでの写真撮影が終わると、ゼンデイヤは鎧を脱ぎ捨て、より軽快で快適な衣装に身を包んだ。ミュグレーのビショップカラーのブラックドレスを身にまとい、ヴィンテージのブルガリのイヤリングとエメラルドのリングを添えた。
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text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi