チャールズ3世、自身の肖像画が描かれた紙幣を見た反応とは?

Culture 2024.04.13

イギリス国王は、まもなく流通が開始される自身の肖像画入り紙幣を4月10日に贈呈された。

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紙幣を贈呈されるチャールズ3世。(2024年4月10日、ロンドン)photography: Reuters / Aflo

紙幣の発行をもって一連の英国王位継承行事は完了する。4月10日、75歳のチャールズ3世はイングランド銀行のアンドリュー・ベイリー総裁とチーフキャッシャーのサラ・ジョンをバッキンガム宮殿に迎え、国王の肖像が描かれた新紙幣の贈呈を受けた。英BBCによると、新通貨発行の際には慣例として君主へ最初に贈呈することになっている。「とても上品だね」と紙幣のデザインを見て国王は述べたそうだ。肖像画のモデルとなったのは2013年に撮影された国王の写真だった。

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紙幣と君主

チャールズ3世が描かれた5ポンド、10ポンド、20ポンド、50ポンド紙幣は、6月5日から流通が開始される。ただし、故エリザベス女王が描かれた既存の紙幣も引き続き流通する。イングランド銀行によると、新紙幣は既存の紙幣が傷んだり、紙幣の流通量が増えた場合にのみ印刷されるそうだ。「この方針は英国王室からの指示に沿ったもので、変更に伴う環境と財政への影響を最小限に抑えるための措置です」と、国立銀行は声明で説明している。環境保護に熱心な君主の姿勢を反映した決定だ。

ロイヤルファミリーのインスタグラムアカウントでは、国王が新紙幣を受け取る写真を公開した。キャプションでは、英国の紙幣に載る君主の肖像画が変更されるのは今回が初めてあることが述べられている。イングランド銀行発行の紙幣に初めて載った君主はエリザベス女王で、それは1960年のことだった。

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text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)

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