クリント・イーストウッド93歳、衰弱した様子でイベントに登壇。
Culture 2024.04.19
名優にして名映画監督のクリント・イーストウッドは3月、ロサンゼルスで久しぶりに公の場に姿を現した。
アメリカ映画協会AFI賞の昼食会に出席したクリント・イーストウッド。(ロサンゼルス、2020年1月3日)photography: Variety / Penske Media via Getty Images
彼はアメリカ映画界の偉大な存在のひとり。なんだかいつまでも健在であるかのような気がしていた。鋼のような視線や彼の映画に70年近くも親しんできた。しかしながら、5月31日に94歳となるクリント・イーストウッドが今年の3月、公の場に登場した時の姿に、ファンから心配する声が上がっていることを、4月12日付の「デイリーメール」紙が報じている。
3月24日、クリント・イーストウッドはイギリスの霊長類学者、ジェーン・グドール主催のエコロジー関連イベント、「リーズン・フォー・ホープ(希望の理由)」に出席した。場所はカーメル・バイ・ザ・シー。彼の生まれ故郷であり、数年間、市長を務めたこともある。イベントでは満面の笑みを浮かべたスターが人類学者とじっくりと話をする姿が目撃された。
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心配な姿
青いチェックシャツにグレーのズボン、黒のスニーカー、フリースジャケット姿のクリント・イーストウッドは衰弱しているように見えた。ここ数ヶ月、彼に関するニュースもほとんどなかった。髪やひげはボサボサで明らかにやせ細り、登壇にもアシスタントの助けを借りなくてはならないなど、すっかり面変わりしていた。昨年、俳優をよく知るひとりがウェブメディア「レーダー・オンライン」に次のように語っている。「クリントはいつだって健康だったし、高齢になっても元気で活動的だ。しかしながら最近、彼を見かけないことからハリウッドでは心配する声が多数上がっている」
監督は高齢になっても映画界で活躍している。昨年6月からは次回作のスリラー映画『Juror No#2』の製作に入っているそうだ。
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text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr)