モニカ・ベルッチの纏ったドレスが話題に!
Culture 2024.05.05
雑誌「Beyond Noise」の第一号で、イタリアの女優モニカ・ベルッチは大胆でセクシーな衣装で撮影に臨んだ。
ローマ映画祭に登場したモニカ・ベルッチ(2024年10月)。photography:AP/Aflo
2024年の幕開け、モニカ・ベルッチは突き進んでいる。最近、スペイン版雑誌「ELLE」でスリット入りのドレスを着てポーズを取っていたこの59歳の女優が、ファッションの世界に再び戻ってきた。今回は、スタイリストのサラ・リチャードソンによって4月に創刊された年2回発行の雑誌およびデジタル媒体「Beyond Noise」に登場した。その名にふさわしい第一号にするため、モニカ・ベルッチを招き、セクシーな撮影を行った。あるショットでは、ディーヴァ・カッセルの母親でもあるモニカ・ベルッチは、バレンシアガの両手が胸に置かれた衣装でポーズをとっている。
モニカ・ベルッチは、オーバーサイズのブラックジャケットを肩にかけ、ほぼ前髪に隠れるほどに目を閉じ、細いストライプのペンシルスカートと黒のポインテッドトゥブーツを履いている。しかし、彼女のルックの中心的アイテムは、ブラトップに置かれたふたつの黒いレザーグローブだ。「目の錯覚」で、誰かが彼女の後ろに隠れて胸をつかんでいるような印象を与える。シルエットは、彼女がミューズを務めるフランスのファッションブランド、カルティエのネックレスとブレスレットで仕上げられている。
この母にしてこの娘あり
今回の写真は、有名なドイツの写真家ユルゲン・テラーが手がけた。彼の作品はファッション業界の理想化されたグラマラスさと意図的に対立していることで知られている。モニカ・ベルッチは雑誌「Beyond Noise」のInstagramでシェアされたインタビューの抜粋で「何かを愛するときにリスクを取ることはとても美しい」と語っている。そして、娘のディーヴァ・カッセルもファッションに対する同じ直感を受け継いでいる。母親同様、19歳のモデルであるディーヴァは、数シーズン前からスタイルの世界で名を馳せている。最近、彼女は高級ブランドであるディオールのファッションとビューティーのインターナショナルアンバサダーに就任した。ディオールは彼女を常にフロントローに招待している。
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text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi