ジョージ・クルーニー、バイデン大統領に大統領選の撤退を促す。

Culture 2024.07.12

アメリカの俳優ジョージ・クルーニーは、現地時間の7月10日に『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿し、再選を目指す現職のアメリカ大統領に代わる候補者を指名するよう民主党に促した。

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カーゾン・メイフェア・シネマでの『The Boys in the Boat(原題)』英国特別上映会でのジョージ・クルーニー。(ロンドン、2023年12月3日)photography: Crossick Matt / Crossick Matt/Empics/ABACA

ジョージ・クルーニーが政治や人道的活動に積極的に関わっていることはよく知られている。今回は、63歳の俳優ジョージ・クルーニーがペンを取り、次回の大統領選挙を見据えて直接ジョー・バイデン大統領に訴えかけた。

ホワイトハウスをめぐる選挙戦が始まり、11月5日に大詰めを迎えるが、現ホワイトハウスの住人は再選に向けて立候補している。一方、ドナルド・トランプはかつてないほど強い決意を持って再び権力を取り戻そうとしている。しかし、民主党陣営が直面している問題のひとつは、ジョー・バイデン大統領の政権運営能力に対する疑問だ。確かに、ここ数ヶ月の間に彼は頻繁に姿を見せ、そのたびに彼が老衰しているのではないか、あるいは単に大統領職を務めるには年を取りすぎているのではないかという考えが広まっている。こうした状況の中、ジョージ・クルーニーは7月10日に『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿した。

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「ジョー・バイデンのことは好き」

『ニューヨーク・タイムズ』のコラムで、俳優は現職の大統領への愛情を再確認している。「ジョー・バイデンのことは好き」と彼は書いている。「彼を上院議員として、副大統領として、大統領として尊敬している。私は彼を友人だと思っているし、彼を信じている。彼の人柄を信じているし、彼のモラルも信じている。」ちなみに、『オーシャンズ11』のスターは6月にジョー・バイデン大統領のための資金集めの夕べで共同司会したばかりだ。しかし、ジョージ・クルーニーは、民主党の候補者が新しい世代にリーダーシップを引き継ぐべき時期に来ていると感じている。

「過去4年間で彼は多くの戦いに勝利してきた」と彼は続ける。「しかし、彼が勝てないのは時間との戦いだ。私たちの誰もができない。こう言っては身も蓋もないが、3週間前の資金調達パーティーで私が隣に座ったジョー・バイデンは、2010年の"大物"ジョー・バイデンではなかった。2020年のジョー・バイデンでもなかった。それは、私たちが討論会で見たのと同じ人物だった」。

俳優ジョージ・クルーニーはここで、ジョー・バイデンとドナルド・トランプの対戦が行われた6月27日のディベートに言及している。このディベートは現職の大統領にとって壊滅的だと評価された。ジョー・バイデン大統領はこのディベートについて、7月8日にXで声明を公開し、大統領選から撤退しないと宣言している。

text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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