シャネルによる、日本の新世代の映画監督を支援するプログラムとは?
Culture 2024.07.31
国内外のさまざまな映画にまつわるクリエイションへのコミットメントを続けてきたシャネルが、この度、新たに「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS 東京の輝かしい才能たち」プログラムをローンチする。
「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS 東京の輝かしい才能たち」プログラムで、シャネルとともに新世代の映画監督の輩出をサポートする映画監督、是枝裕和。パリにあるガブリエル・シャネルのアパルトマンにて。
「CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS 東京の輝かしい才能たち」は、日本アカデミー賞、アジア フィルム アワード、セザール賞をはじめ、2018年のカンヌ国際映画祭では『万引き家族』でパルムドールを受賞するなど、日本映画界を牽引する是枝裕和監督とともに、新たな世代の映画監督の輩出をサポートする目的で作られたユニークなプログラム。
国際的に名高い日本映画の伝統を受け継ぐ、若き映画監督のクリエイティビティや大胆さ、そして創造的自由をサポートすることを目的とした本プログラムは、表現のためのプラットフォームと、映画界のエキスパートたちのネットワークへのアクセスを提供する。
シャネルとともにこのプログラムに参加する是枝裕和監督は、「10年後、20年後の映画業界を見据えた、若手の才能の育成に協力していただけるパートナーを探していました。これからはシャネルとともに知恵を絞り、新しい出会いの場を提供してまいります。ワクワクするプロジェクトにしたいと思います」と意気込みを語っている。
映画の黎明期とほぼ同時代に生まれたガブリエル・シャネルは、映画史を築いた偉大なる映画監督たちとも親交があった。まずはハリウッドにて、その後はパリで数多くの映画衣装をデザインしたが、彼女の作品にあふれるモダニティは、ヌーヴェルヴァーグとその世代の映画監督たちの台頭に共鳴するものだった。創業者ガブリエル・シャネルの精神は現代も受け継がれ、最近の作品では、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』(マイウェン監督)、『プリシラ』(ソフィア・コッポラ監督)などで、シャネルは映画のための衣装を制作している。また、こうした世界でもっとも名高い監督や機関、映画祭とコラボレーションすることで、彼女の先駆的なヴィジョンとコミットメントを忠実に守り続けているのだ。同時にシャネルは、制作における映画監督の決断を最大限に尊重し、関わる作品すべての完全なる自由と独自性を大切にしている。
メゾンはこの長期にわたるプロジェクトを通じて、尽きることのないクリエイションを育み、日本と世界におけるアーティスティックなコミュニティの発展に貢献したいという想いを新たにする。
シャネル カスタマーケア
0120-525-519(フリーダイヤル)
text: Natsuko Kadokura