キャサリン皇太子妃、11歳のジョージ王子が未来の国王になるよう始めている「準備」とは?
Culture 2024.09.09
イギリスのジョージ王子は王位継承順位第2位。本人もいつか王位につくことを知っている。両親は11歳の少年の「重荷にならないよう」配慮しつつ、少しずつ準備を進めているようだ。
ジョージ王子はまだ11歳ながら、他の同い年の子どもとは違う人生と運命にあることをすでに自覚している。父ウィリアム皇太子がイギリス国王となった暁には、王位継承順位第1位となり、やがてはイギリス国王となるからだ。
ある関係者によると、皇太子夫妻は長男が将来担う役割をできるだけ準備してやろうと心を砕いている。王室専門家のフィル・ダンピアは「サン」紙の「ファビュラス」誌にジョージ王子の暮らしぶりについて次のように語った。「基本的にはアッパーミドル層の暮らしをしており、キャサリン皇太子妃の実家であるミドルトン家とよく過ごしています」
「しかしながら王子の成長は早く、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は将来を見据えてゆっくりと準備を進めています」と王室専門家はつけ加えた。各種さまざまな公の場に出席することも増え、ラフな格好ではなく、父親のようにスーツを着用している。おそらくいずれは父や祖父のようにイートン校で学ぶのだろう。ファビュラス誌によれば皇太子妃がすでにいろいろ準備を始めている節はある。ただしできるだけ自然な形でだ。
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自信をつけた11歳の少年
ボディランゲージの専門家も、シャーロット王女とルイ王子の長兄についてこうコメントしている。「ウィリアム皇太子がきめ細かに実践的なサポートをしているので、内気な少年だったジョージ王子も自信をつけ、陽気な性格はそのままに、責任感のある11歳の少年に育ちました」
ただし皇太子夫妻は長男が将来の地位の重圧を感じることなく、できるだけ普通の生活を送れるよう、常に配慮してきた。「ジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子にはできるだけ普通の教育を受けてもらいたい、子どもたちが将来のことを負担に感じて欲しくないという強い思いがご夫妻にはありました」とフィル・ダンピアは言う。
そのため、ジョージ王子は即位するまで、これまでの慣例よりも自由な暮らしを送るだろうと見られている。「皇太子夫妻の方針は、ジョージ王子が自主的に進路を決められるような手段を与えることであり、本人が望まないのに責任でがんじがらめにして無理やりやらせることではありません」とフィル・ダンピアは語った。
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)