この秋ソウルへ行くなら、サンローランによるふたつのエキシビションをチェック。
Culture 2024.09.10
サンローランは、ソウルのアートスペース、SONGEUN(ソンウン)にて、ピノー・コレクションの所蔵作品を紹介するエキシビション「Portrait of a Collection: Selected Works from the Pinault Collection(ポートレート・オブ・ア・コレクション:セレクテッド・ワークス・フロム・ザ・ピノー・コレクション)」とサンローラン ソウル旗艦店にてインスタレーション「ヨム・ジヘ展」を11月23日まで開催中。
ピノー・コレクションは、サンローランを擁するケリング会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノーが50余年をかけて収集してきた世界屈指の現代アートコレクション。世界のアーティスト350人の作品約1万点を有し、私たちが生きる現代の芸術に対し、コレクターの目を通したユニークな視点、現代社会にコミットした視点、これまでにない芸術の見方を提案している。コレクションは、パリの旧証券取引所を改装した現代美術館ブルス・ド・コメルスに展示され、ヴェネツィアのパラッツォ・グラッシおよびプンタ・デラ・ドガーナとともに、国境を越えたネットワークを成している。
アジアで初開催となる本展は、そのコレクションの中からフランソワ=アンリ・ピノーのアーティスティックアドバイザーであり、ブルス・ド・コメルスのシニアキュレーターを務めるキャロリーヌ・ブルジョワにより厳選された作品を展示する。
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また、同エキシビションの開催期間中、サンローランのソウル旗艦店は、クリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロのキュレーションにより、アートとプロジェクトが出合う新しい文化的空間へと生まれ変わる。それにともない、サンローランは、本展のオフィシャルスポンサーとして、ソウルを拠点に活躍するアーティスト、ヨム・ジヘの代表的な映像作品をふたつの大型スクリーンで紹介する。彼女の作品は、過去と現在、経験と記憶、イメージと夢、伝説と物語が混ざり合い、境界線があいまいに交錯しあう中で生まれる新たなつながりを探求し、観賞者を多面的なものの見方や革新的な表現方法への発見へと誘う。
会期:〜2024年11月23日(土)
会場:SONGEUN Art and Cultural Foundation
441 Dosan-daero, Gangnam-gu, Seoul, South Korea
+82-2-3448-0100
営)11:00〜18:30
休)日、祝
入場無料
https://www.songeunartspace.org/en
会期:〜2024年11月23日(土)
会場:サンローラン ソウル旗艦店
436 Apgujeong-ro, Gangnam-gu, Seoul, South Korea
+82-2-545-2250
営)11:00〜20:00(月〜土) 11:00〜19:00(日)
text: Natsuko Kadokura