魚座の空模様－石井ゆかりの星占い「2025年の年報」

2025年　魚座の空模様

2025年前半は、木星が「居場所・家・家族」の部屋にあります。
2024年半ばから、引っ越しや家族構成の変化など、何かしら「家」に関する大きめのイベントがあったのではないかと思います。
まだ何もないという人も、2025年前半は何かと、身内や住処にまつわる変化が増えそうです。
身近な人のために割く時間が増えますし、居心地の良い、幸福な暮らしのための基盤を作ろうと、努力を重ねることになるでしょう。

家族や身内で過ごす時間は、とてもあたたかくハッピーなものになります。
居場所を美しく変えられる時期でもあります。
壊れたところを修繕したり、慢性的に散らかった部屋を思い切って徹底的に片付けたりすることで、心の中の傷が癒えていくかもしれません。
「家族が増える」時期でもあります。子どもを授かるとか、離れていた家族と同居を始めるとか、恋人と暮らし始めるとか、ペットを飼い始める、などのこともありそうです。

この「居場所・家・家族」の時間は、7月以降スケールアップします。ここから7年ほどをかけて、貴方は「新しい星を見つけて、そこに暮らす」ような経験をすることになります。暮らし方や生き方が「生活」の側から一変します。

2025年後半、木星は「愛、創造、楽しみ」の場所へと移動します。
ここから約1年、愛と喜びを生きる時間となります。
大恋愛をする人もいれば、何かしら愛を注ぎこめる対象を見つけ、トキメキと喜びの多い日々を過ごせるでしょう。子どもを授かる人もいます。
クリエイティブな活動をしている人には、素晴らしいチャンスが巡ってきます。
才能を活かす場に恵まれ、大ブレイクを果たす人もいるかもしれません。

自分の才能に気付く人もいます。
誰かに才能を「見出される」展開もあるでしょう
「自分には何の取り柄もない」と諦めていた人が、突然「これなら楽しい！」「うまくできる！」「自分にも才能があるかも！」と思えるテーマ、ジャンルに出合えるのです。
あるいは、ずっと昔に得意だったけれどすっかりやめていた活動に、ここから再チャレンジすることになるかもしれません。
「そういえば、子どもの頃によく、これを褒められていたなあ」と思い起こしたのがきっかけで、夢中になれるものに出合えるかもしれません。

2012年から貴方のもとにあった海王星、そして2023年頃から同じく魚座に位置していた土星が、2025年、そろって次の星座へと移動を始めます。
移動が完了するのは2026年頭ですが、2025年から状況が大きく変わり始めます。
これまで不安や原因不明の不調に悩んでいた人、孤独の中に閉じ込められた状態だった人は、その状況に光が射し込みます。トンネルの出口が見えてきて、光に向かって歩き出せます。

経済活動においては、「水路を掘り、石を敷いて、その後長く使い続けられる水路を引く」ような時間に入ります。
ここから2、3年の時間をかけて、経済的な基盤をしっかり作り直せます。

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［時期について］

1月から4月半ばは「愛と情熱の季節」。2024年9月から11月頭に一度、情熱を激しく燃やすような出来事があったなら、ここから「第二ラウンド」。クリエイティブな活動にがむしゃらに取り組む人も。愛も創造も、年明けから春に闘った人ほど、6月以降に得る「恵み」が大きくなる。

1月から2月頭、キラキラの楽しい季節。愛と美の星・金星が魚座に巡ってくる。愛にも追い風が吹き、楽しいことがたくさん起こる。創造的な活動において、大チャンスが巡ってくるかも。2025年で「最強」の時間のひとつ。同じ流れが3月末から4月に巡ってくる。

2月から6月頭、経済活動が活性化する。お金に関してうれしいこと、重要なことが起こる。収入の途を変えることを決意する人も。「手に職をつける」ことを志し、行動を起こす人が多そう。失ったものが戻ってくるかも。

4月半ばから6月半ばは、多忙期。駆け回るような忙しさになるかも。働き方や任務の内容が大きく変わる人も。2024年11月から年明けに挑んだことがあれば、ここで再度チャレンジできる。悪習慣を絶ち切って、心身のコンディションが上向く。

6月10日から木星が「愛と創造の部屋」に入る。ここから約1年、すべてを愛に注ぎ込む人もいれば、創造的な活動に打ち込んで大成功する人も。あらゆる「愛」が活性化する。
才能を発揮する場に恵まれる。大ブレイクを果たす人も。

6月半ばから8月頭、ホットな人間関係の時間。個性的な人や情熱的な人に出会い、関わって、刺激を受け取れる。タフな交渉に挑む人も。愛を探している人には、ハプニングのような出来事がきっかけで、素敵な出会いが。

7月は居場所や家族について、少々おもしろい変化が起こるかも。ペットを飼い始めるなど、明るい出来事がありそう。住環境が変わる。突発的に引っ越すことになる人も。

8月から9月、人から受け取るものが多い時。ギフトや特別なオファーなどを受け取れる。とても官能的な時間でもある。愛の世界でも「与え合う」ものが多い時。

9月末から11月頭は、遠出の時。冒険旅行や遠征に出ることになるかも。この時期は素晴らしい好調さに包まれる。何をやってもうまく行く。絶好調。どんどんチャレンジし、新境地を切り開きたい。

10月半ばから11月頭は、人から良くしてもらえる。サポートやバックアップ、ケア、差し入れなど、愛情のこもったものに恵まれる。

11月から12月半ばは、大チャレンジの時間。仕事や対外的な活動において、熱い挑戦ができる。ビッグチャンスを掴む人も。才能を認めてもらえる。個性を強く打ち出せる。アイデアが採用される。

12月半ばから年明けは、仲間とおおいに盛り上がれる。忘年会や新年会でヒーローになれるかも。人が集まってくる。

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［愛について］

1年を通して、素晴らしい愛の季節です。
2025年、愛においては魚座が12星座中「最強」です。
前半はホットな情熱の時間、かつキラキラのトキメキの時間で、後半は雄大な愛の上昇気流に包まれます。
カップルも、愛を探している人も、ドラマティックな年となるでしょう。
愛を見失っていた人も、愛する気持ちを取り戻せます。愛が復活し、蘇ります。
愛に背を向けていた人、孤独の中に自分を守っていた人も、心を開くきっかけを摑めます。

自分の心が求めるものに正直に、行動を起こしたい時です。
愛情表現はあくまでストレートに、駆け引きなどはここでは、無用です。
自分を守ろうとするほど躓いてしまうのが、愛の世界の罠です。
傷つくことを恐れて、心を守りたくなるのが普通なのですが、その気持ちを乗り越え、防御を解除したところから、愛が始まります。

長く使い続けた防具を脱ぎ捨てる時間が巡ってきます。
遅くとも2026年半ばまでには、貴方の心は愛に向かって大きく開かれているはずです。

時期的には、5月頃に小休止があるかもしれませんが、そのほかは常に追い風が吹き続けます。特に1月、3月末から4月半ば、9月末から11月は、「最強中の最強」です。

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［おわりに］

孤独とは、周りにいた人々が去って、取り残された状態だ、と考える人もいます。
ひとりぼっちに「されて」しまった状態だ、とイメージする人がいます。
たとえば学校の修学旅行で班を分ける時、ひとり残ってしまうような状況です。
話しかけても誰にも相手にされず、一緒に帰る友だちもいない、といった光景です。

一方、たくさんの人と仲良くしているのに、孤独を感じる人がいます。
周りにいつもいろいろな人がいるのに、ひとりで行動することなどほとんどないのに、「ひとりぼっちだ」と感じる人がいます。

さらに、誘われる機会があっても「嫌われるのではないか」「失敗するのではないか」という恐怖を感じ、そうした機会に背を向ける人もいます。
本当は誰かと仲良くし、受け入れられたいのに、その願いが強すぎて、恐れに反転し、孤独が始まります。
誘いに応じず、声に応えず、いつのまにか誰とも関わらなくなってしまいます。

孤独は、それを楽しむ人にとっては、単なる「自由」です。
「孤独だ」という自覚もないかもしれません。
孤独を辛く思う人にとってだけ、孤独は牢獄です。
孤独を自ら選ぶ人もいれば、孤独を押しつけられて絶望する人もいます。

多分、本当に大事なことについては、自分ひとりで考えるしかありません。
人間が本当に大事なことを考え、成長する時、誰もが心の中で孤独になります。
孤独な時間でしか、つくれない「自分」がいます。
孤独を恐れて孤独な時間に入れず、成長の手前で足踏みしてしまう人もいます。
そのことが、未来の新しい孤独の原因となることもあります。

文学や芸術の世界で描かれる孤独には、本当に美しいものがたくさんあります。
孤独でいることこそが強さであり、魅力である、と感じられます。
「群れている人々」が醜く描写され、「孤高」を保つ主人公こそが正義のように描かれたりします。

さらに現実の世界で、リーダーや王者、権力者、天才、スーパースターは孤独なものだと言われます。
どんなにお金があっても、どんなに地位が高くても、孤独に苦しむ人がいます。
同じ気持ちを分かち合える相手が、ほとんどいないからです。

このように、孤独といっても、さまざまなものがあります。
良い、強い、自信に繋がる孤独もあれば、弱さや悲しみ、絶望と結びついた孤独もあります。

2023年頃から、あるいは2012年頃から、魚座の人々はさまざまな孤独を抱えてきたはずです。
貴方が抱えていた孤独は、この中のどれかに似ていたかもしれませんし、あるいはどれにも似ていなかったかもしれません。
いずれにせよ、貴方はひとりで何かに挑み、あるいは自分自身と向き合っていただろうと思うのです。
その孤独には何らかの目的、あるいは意義がありました。
ひとりでやるべきことがあり、今、貴方はその「ひとりでやるべきこと」を完成させつつあります。

2025年、貴方の世界から「孤独」が抜けていきます。
完全に解除されるのは2026年頭かもしれませんが、どんどん心が開かれ、愛が、親しみが、優しさが、貴方の世界に流れ込んできます。
2024年後半からすでにその兆しがあったかもしれませんが、おそらく貴方自身のほうで、まだ孤独を「開く」準備ができていなかっただろうと思うのです。
周りはだんだんあたたかくなるけれど、まだ外に出たくない。たとえばそんな状態だったのかもしれません。
外で声はしているけれど、出ても大丈夫とわかってはいるけれど、まだ出たくない。
または、「まだ中でひとり、やることが残っている」という状態だったのかもしれません。

2025年、貴方はそろそろとドアを開きます。
向こうから勢いよく飛び込んでくるものもあるでしょう。
あるいは少し外に出て、また忘れ物を取りに戻る人もいそうです。
「今の服ではなく、別の服を着て出よう」と、引き返すことになるかもしれません。
それもとても、創造的な選択です。
2024年は薄明かりが見えていたとしたら、2025年は太陽が顔を出します。
完全に太陽が地上に出るのは2026年頭かもしれませんが、すでに光はたっぷりと貴方の世界を照らしています。
これまでひとりでやってきたことが、ここからみんなと関わるにあたり、大きな力となります。
自分自身との対話によって遂げた確かな成長を、これから出会う人々が、力強く認めてくれるはずです。

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