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3月1日、オペラ座を去ったマチュー・ガニオ。彼の華々しいキャリアをPOPで振り返ろう。

Culture

“最後のダンサー・ノーブル”と形容されたマチュー・ガニオ。踊りのスタイルも人柄も実に高貴で、パリ・オペラ座のエトワールという肩書きを背負うにふさわしいダンサーだった……と過去形なのは、3月1日、彼のアデュー公演がオペラ・ガルニエで行われたからだ。

タチアナ役のリュドミラ・パリエロとふたりで技術面も芸術面もこれ以上ありえないというほど完璧なステージを作り上げた彼。最後、何度もカーテンコールが繰り返されて30分近く続いた”別れ”に彼は瞳を少しばかり潤ませたものの、キャリアを全うした喜びをたたえ、赤いカーテンの後ろに消えていった。

3月1日、マチュー・ガニオが『オネーギン』でアデュー公演を行った。なお、エトワールというのは生涯肩書きなので今後も彼はパリ・オペラ座のエトワールダンサーである。photography: Julien Benhamou/OnP

現在、オペラ座の動画配信プラットフォームPOP(Paris Opera Play)で21年のエトワールのキャリアにおける彼の優美で詩情あふれる踊りを集めたトリビュート・セレクションが視聴可能である。

ノーブルな踊りと素晴らしいストーリーテラーとしての魅力を確認できる『白鳥の湖』『ジゼル』、コンテンポラリー作品にクラシックダンサーの優雅さをもたらし、18世紀の貴族役を踊った『ル・パルク』、力強さと優しさを併せ持つリーダー役が見事だったベジャールの『火の鳥』などスタイルの異なるバレエ作品が7本。それに加えて『マイヤリング』のリハーサル&インタビュービデオ、2024年来日公演を追った7話のドキュメンタリーなど、4本のドキュメンタリーはいずれも見ごたえたっぷりだ。自宅にいながら、偉大なエトワールの足跡を辿ってみよう。

2004年5月、アニエス・ルテスチュをパートナーに『ドン・キホーテ』を踊りエトワールに任命されたマチュー・ガニオ。ニコラ・ル・リッシュが去った後、2014年から彼がデフィレのトリを務めた。photography: Julien Benhamou/OnP
写真のパートナーはミリアム・ウルド=ブラームだが、POPでは2016年にドロテ・ジルベールと踊った際の『ジゼル』が視聴できる。photography: Svetlana Loboff/OnP
2023年に収録されたモーリス・ベジャールの『火の鳥』。今年プルミエール・ダンスーズに上がった妹のマリーヌ・ガニオもともに配役された作品だ。photography: Julien Benhamou/OnP
『ル・パルク』より。ジョージ・バランシンの『水晶宮』と『Who Cares?』、パトリス・バールの『ドガの小さな踊り子』もトリビュート・セレクションに含まれている。photography: Yonathan Kellerman/OnP

『ル・パルク』の最後の”解放のパ・ド・ドゥ”はガラで踊られることが多いが、POPでは全幕を見ることができる。パートナーはアリス・ルナヴァン。

視聴料金のプランは月額9.90ユーロ(約¥1,600)で、28歳以下は4.95ユーロ(約¥800)。年間契約は99ユーロ(約¥16,000)となっている。それぞれ7日間の無料お試し期間もついているので、まずはトライしてみては?

※1ユーロ=¥159(2025年3月現在)

POPでマチュー・ガニオの出演作品をチェック!


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editing: Mariko Omura

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/culture/250307-pop.html