エデンワークスを率いるMegumi Shinozakiによる、「枯れない花」のインスタレーションとは?
Culture 2025.08.26
東京・神宮前のクリエイティブスペース、StandBy(スタンドバイ)では、エデンワークスのディレクターであり、植物にまつわるクリエイティブワークを手がける作家、Megumi Shinozaki(篠崎恵美)によるインスタレーション『Root』を9月7日まで開催中。
インスタレーション会場の外壁の一部もアートワークで覆われている。
作家にとって2度目となるスタンドバイでの本展では、会場の外壁と内部空間に紙を使用したアートワークを展示。『Root』と題された本展は、篠崎自身がものづくりに対しての根源に立ち返り、新たな挑戦と花の可能性を見いだすインスタレーションとなっている。
「空に向かい伸びる枝葉と地底に伸びる根。植物は、地表を起点として、相反する方向に成長し、生きています。人間が普段目にしている植物の姿は、全体像の一部に過ぎません。Rootは、植物の根、物事の根源や核心という意味を持ちます。今回のインスタレーションは、紙という繊細な材料を使用し、花や植物の生命力を立体作品として表現します。それは、新しい可能性のはじまりです」と篠崎は綴る。
会場では、本展用に作成されたタブロイド紙を持ち帰れるほか、内部展示作品の購入も可能。「芸術の秋」の始まりのこの時季、自然美を独自の表現法で探求した本展へ出かけてみたい。
内部展示作品は購入することもできる。お気に入りの作品を見つけたら持ち帰って自宅に飾ってみては?
本物の植物のように生命力を感じさせるアートワーク。
text: Natsuko Kadokura
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