【最果タヒ×プラネタリウム】春夏秋冬の詩と46億年後の星空に包まれる『詩のプラネタリウム』とは?
Culture 2025.10.02
コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン®では、11月3日までの期間限定で、詩人・最果タヒが紡ぐ春夏秋冬と46億年後の星空に包まれる『詩のプラネタリウム』を上映。
©Tahi Saihate / TV MAN UNION / GOTO image works
満天の星が輝く夜空に、女優の青柳いづみによる朗読に合わせて文字が浮かんでは、消えていく。詩の断片が星の間を駆け巡ったり、星座線の上で弾んだり...。最果タヒはこれまで星座や宇宙にまつわる詩を多く生み出してきた。そんな彼女の言葉が、本を飛び出しプラネタリウムに灯る。書き下ろしを含む8篇の詩が紡ぐ「春夏秋冬と、遙か未来の星空」。古代ギリシャの人々が夜空に見出した3000年前の物語が、まだ誰も知らない未来の宇宙が、詩となって視界いっぱいに広がる。
©Tahi Saihate / TV MAN UNION / GOTO image works
このプラネタリウムでは、詩と詩をつなぐ神話の説明もすべて詩人の言葉。夜空に瞬く詩を星の輝きとともに味わう、新感覚のプラネタリウム体験だ。
本作のデザインを手がけたのは、最果タヒの著書の装丁や詩の展示構成を多数担当してきたグラフィックデザイナーの佐々木俊。今回、プラネタリウム天空限定で『詩のプラネタリウム』オリジナルポストカードが付いてくる。
また、『詩のプラネタリウム』の世界観をまるごと落とし込んだ珠玉の一冊、最果タヒの最新刊も刊行。 "星座を神話ではなく恋文にする"この本は、12星座をめぐる詩とエッセイから、月をめぐる秘蔵作品、星座にまつわる様々な神話や科学の話など、多数の書き下ろしなどから構成された美しい玉手箱のような"天体詩鑑"。これまで星や宇宙を重要なモチーフとしてきた最果タヒにとって星をテーマにした初の本となる。夜が長くなるこれからの季節にもぴったりな、宇宙スケールの心象風景へといざなう、最果タヒの新境地となる、最高の一冊との呼び声も高い詩集なので、ぜひ手に取ってみて。

『星がすべて』
最果タヒ著
文藝春秋刊 ¥1,650
期間:〜2025年11月3日(月・祝)
会場:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン®
料金:大人¥2,500〜、こども¥1,900〜(オリジナルポストカード付き)
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text: Natsuko Kadokura