【福岡・博多】名建築と本に囲まれた、大人の知的好奇心を満たすホテルへ。

何万冊もの蔵書を誇るラウンジ付き旅館やホテル、書店と宿泊施設が一体化したユニークな新アドレスなど、心地いい空間で知的好奇心を満たす、とっておきステイ。

ザ・ベーシックス福岡
［福岡県福岡市］

名建築と本に囲まれ、"知る"を楽しむ。

高さ約42mの吹き抜けを誇る円形ロビーに、高さ約8mの書架が6台。約5000冊の書籍が収められている。

1993年に開業し話題を呼んだシティホテルが、コンセプトも新たにリブランドしたのは2020年のこと。建築家マイケル・グレイヴスが創り上げた空間は趣そのままに、大人の知的好奇心を刺激するホテルへと生まれ変わった。そのシンボルである書架には、美術、歴史、民俗、科学と多彩な書籍が並び、希少な『獅子文六全集』といった古書も用意。セレクトは本とアート専任のスタッフが担当し、入れ替えも随時行われている。ロビーやラウンジでの閲覧はもちろん、客室への貸し出しも可能で、読書を楽しむために滞在するゲストも。賑やかな博多駅周りでも落ち着いた雰囲気の東側エリアで、"知る"を楽しむひとときを。

館内には九州を拠点に活動する約20人の作家のアートも展示。

専門家が追求した、探究心を呼び覚ます本。

左：手前から右回りに『アマムダコタンパン・サンドイッチ・発想・展開』『川瀬敏郎 一日一花』『海の見える駅』　右：ホテルでは福岡のカルチャーシーンをまとめた冊子を制作し、無料配布。7月上旬から書籍も発売中。

1階にあるラウンジは、エピソード、ストーリーの宿泊者専用。読書のおともにワインやクラフトビールを。

左：僕はホテルのマスコット、リーブル。　右：客室はチャプター、エピソード、ストーリーの3テーマに分けられている。写真はエピソード6。

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総数100冊越え！ テーマ別に、いま手に取りたい本を見つける

＊「フィガロジャポン」2025年9月号より抜粋

●掲載している価格や営業時間、定休日、料理は変更される場合があります。特に輸入本は取材時から価格が変わる可能性があります。　 
●レストラン利用時や宿泊時に、別途サービス料や入湯税がかかる場合があります。