チャールズ3世、外遊期間はガン治療を「休止」と発表。国民には不安の声も。
Celebrity 2024.10.09
2月にガンに罹患していることが公表された英国の君主が、8日間のオーストラリアとサモア公式訪問へ。
今回は国王の健康よりも義務が優先される形となった。10月6日付の「デイリーメール」紙は、チャールズ3世が2月から受けているガン治療を一時中断する予定であることを報じた。理由は、カミラ王妃との外遊のため。今回の旅は2023年5月6日の戴冠式以来、初の英連邦諸国公式歴訪となり、重要だ。国王の健康状態を考慮し、訪問国はオーストラリアとサモアに絞られたものの、旅行は10月18日から26日まで続く。シドニーとキャンベラを訪問するほか、サモアの首都アピアで開催される英連邦56カ国の政府首脳会議への出席など、多忙なスケジュールとなっている。
治療を一時休止
デイリーメール紙によると、国王の医療チームは毎週おこなっている治療を旅行期間中 「休止 」することを認めたようだ。「本誌の取材によれば、国王陛下はご出発までガン治療を続けられるが、医師団は旅行中、ガン治療を一時的に中断することに同意した模様」と同紙は述べている。しかしながら治療休止が国王の健康状態を悪化させることはなく、長期的な治療方針の変更もない。「英国に帰国次第、治療は再開されるだろう」と同紙は付け加えた。
国王夫妻が旅立つのは11日後だが、出発の準備はすでに始まっている。10月3日、バッキンガム宮殿はInstagramで、「近々開催される英連邦首脳会議と両陛下のサモアとオーストラリアご訪問を記念して」企画された「伝統的なサモアの挨拶」の動画を公開した。ゲストが歌い踊るなかにチャールズ3世とカミラ王妃夫妻の姿も見える。国王は健康そうで明らかに喜んでおり、踊りの振りも少しして見せた。確かに準備は整った。
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text : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)