アメリカで洪水を中継していた気象キャスターが車に閉じ込められた女性を救助!
Celebrity 2024.10.13
ボブ・ヴァン・ディレンは、ハリケーン・ヘレンによる水位の上昇で車に閉じ込められた女性の叫び声を聞いたとき、リモートで中継中だった。
アメリカ東海岸を襲ったハリケーン・ヘレンは、多くの被害をもたらした。通過から1週間後の暫定的な報告によれば、死者は約160人、物的損害は数十億ドルにのぼる。アメリカはこの自然災害によって消耗した地区の復興を考える中、あるキャスターがネットで話題になり、英雄視されている。その理由は、彼が生放送中に困っている女性を助ける姿が映った動画がインターネット上で広まったからだ。
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「問題が発生しました......」
9月27日、アトランタ北部で豪雨の中、リモート放送を行っていた保守系テレビ局「フォックス・ウェザー」の気象キャスター、ボブ・ヴァン・ディレンは、彼の背後に停車している車から叫び声を聞いた。カメラの前で状況を説明した後、ジャーナリストは運転手に向かってこう言った。「大丈夫、大丈夫! 救助隊がいま向かっているよ!」と、彼女を安心させようとした。
しかし、叫び声はますます大きくなった。最終的に状況があまりにも深刻だと判断したキャスターは、被害者を救うために生放送を中断することを決めた。「問題が発生しました......ちょっと待っていてください。あの女性を助けに向かいます」と言い残し、数分後に画面に再登場した。彼は女性を背負い、ほぼ水没した白いSUVから離れていく。スタジオでは、同僚たちが興奮して叫んだ。「これを見て!」「ワオ!」「ボブ・ヴァン・ディレンが車に閉じ込められた女性を救った!」「彼は英雄だ!」と、次々に言い合った。
「ショック状態で、寒さに震えていた」
数分後、キャスターはトーク番組「フォックス・アンド・フレンド」でこの一連の出来事について振り返った。「彼女はまだシートベルトを着けていました。水が彼女の車に入ってきて、胸まで達していました」と彼は語り、被害者は「比較的小柄だった」と付け加えた。ボブ・ヴァン・ディレンは、彼女が「ショック状態で、寒さに震えていた」とも明かした。彼女は中継車で暖を取った後、無事に夫と再会した。
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text: M-L. M. (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi