ハリー王子夫妻が購入したポルトガルの別荘、怒りの声が上がる理由とは?

Celebrity 2024.10.24

メーガン夫人ハリー王子がポルトガルのメリデス地方に豪邸を購入したことを受け、さまざまな声が上がっている。「ポルトガルの海岸に起こりうる最悪の事態」と、ある住民は嘆いた。

00-241021-meghan-and-harry.jpg

photography: Getty Images

彼らは太陽を追い求めている。カリフォルニアに移住した後、メーガン夫人とハリー王子はポルトガルのメリデス地方に別荘を購入したと言われている。アレンテージョ地方に位置し、手つかずの自然と静けさで知られるこの場所で、リリベットアーチーの両親は2023年9月にその場所に一目惚れした結果、新たな家を見つけたという。しかし、彼らの購入は国内で激しい議論を引き起こし、一部の地元住民の間で憤りを招き、批判が高まっている。

---fadeinpager---

不動産価格の高騰

週末に英タブロイド紙『デイリー・エクスプレス』が報じたところによると、ポルトガルは超富裕層の間で非常に人気が高まっており、数年前から移住者が急増している。その結果、特定の地域が高級化し、不動産価格が高騰し、中間層が不動産や賃貸物件を手に入れられない事態を招いている。

「ポルトガルの海岸に起こりうる最悪の事態、それは典型的な欲深さの表れ。長年その地に住んでいる住民から土地や財産を奪うこと、これが全て」と、ブラッドリー・マクギネスという人物は『デイリー・エクスプレス』紙に語った。また別の人物も「この巨大なポルトガルの土地が裕福な人々のために変わり果て、何世代にもわたってこの場所で思い出を作ってきた地元民から奪われることに非常に不満を感じている」と発言した。

また、マスツーリズムも問題のひとつだ。かつて静かで穏やかな地域であったこの場所に、特定の時期に人が殺到することを多くの人が嘆いている。また、特にアルガルヴェのビーチでは、レストランを備えた特定のビーチが私有化され、富裕層だけのものとなっていることに住民は悲しみを覚えている。「私は何年もこの場所に通っていて、何度もキャンプをしたことがありますが、もうそれもできなくなってしまいました」と、地元のダイアナ・ケイロスが『デイリー・エクスプレス』に語った。公共のビーチへのアクセスを制限することは以前違法だったため、このプロトコルの変更はさらなる怒りを引き起こしている。最近の状況に関連して、これらの土地の取得が経済的および環境的に与える影響について新たな批判が続出し、「大半がセカンドハウスとして使用され、年間の半分しか占有されないことが多い」と指摘されている。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories