スペイン国王のフェリペ6世とレティシア王妃のポートレートが美しすぎると話題に!
Celebrity 2024.11.27
11月26日(火)に発表された、写真家アニー・リーボヴィッツが撮影したスペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃の最新ポートレート。時代を超越したこのポートレートは、王室ファンの注目を集め、歴史に刻まれること必至だ。
2024年11月18日、マドリードでの国王フェリペ6世とレティシア王妃。photography: GTres/ABACA
威厳に満ち、時代を超越した王室のカップル。11月26日(火)、数か月間待ち望まれた末に、スペイン中央銀行がフェリペ6世とレティシア王妃の2枚のポートレートを公開した。このポートレートは、国王即位10周年の記念に公開された。伝説的なアメリカ人写真家アニー・リーボヴィッツが撮影したこの2枚のポートレートは、今年2月7日にマドリード王宮のガスパリーニの小間で撮影された。
撮影は温かくリラックスした雰囲気の中で行われたようだ。「王妃が王より少し早く到着し、和やかな雰囲気のなかで撮影が進んだ。セッションには緊張感があったが、同時に穏やかなムードでもあった」と、スペイン中央銀行の学芸員ヨランダ・ロメロが雑誌「Holà!(オーラ!)」に語った。
バレンシアガの華麗な装い
今回の撮影でレティシア王妃が纏ったのは、1948年にクリストバル・バレンシアガ自身がデザインしたヴィンテージの黒いチュールのビスチェドレス。ややドレープの効いたこの一着は、画家オレゲル・ジュニエントの娘、マリア・ジュニエントが所有していたものだ。このドレスは、2008年にアントニ・デ・モンパラウ財団にコレクション入りして以来、誰も着用していなかった。また、王妃はやはりバレンシアガの赤いシルクのストールを合わせた。この特別な衣装は専用の輸送車で搬送された。一方、フェリペ6世は大将の制服を身に纏い、威厳ある姿を見せた。
撮影にあたって、両陛下は自身で衣装を選んだ。ただし、写真家アニー・リーボヴィッツから王妃には「過去のポートレートで着用したドレスは避けてほしい」という条件が提示されていた。「王妃には完全な自由が与えられていた」と、スペイン中央銀行の学芸員ヨランダ・ロメロはコメントしている。
「レティシア王妃の息を呑むような美しさ」
ポートレートが公開されると、瞬く間に王室ファンの間で大きな反響を呼んだ。ソーシャルメディアでは、ネットユーザーたちのコメントが次々と寄せられた。「これこそポートレートというものだ」「信じられないほど美しいレティシア王妃」「王室のエレガンスとグラマラスさが一着のドレスに凝縮されている、レティシア王妃の息を呑むような美しさ」といった声が上がっている。
しかし、すべての人がこのポートレートを気に入ったわけではない。なかには、"暗すぎる"という理由で批判する人たちもいた。「フェリペ6世のポートレートがあまりにも暗くて、影が強すぎるのが気に入らない。もう少し明るさがあれば素晴らしいのに」といった意見もあった。
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From madameFIGARO.fr
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi