逮捕されたノルウェー王太子妃の息子、新たな性犯罪で告発。

すでに2件の強姦容疑がかけられているマリウス・ボルグ・ホイビーに、新たな疑惑が浮上したと11月27日（水）に警察が発表した。

式典に出席したマリウス・ボルグ・ホイビー。（オスロ、2022年6月16日）photography: Abaca

11月27日、マリウス・ボルグ・ホイビーは釈放された。しかし、警察は同日、マリウスが2件の強姦容疑で起訴されたと発表した。ただし、当局はこの新たな告発について詳細を明らかにしていない。メッテ＝マリット王太子妃の長男であるマリウスは、母親が2001年にノルウェーのホーコン王太子と結婚する以前の関係から生まれた。

11月18日に強姦容疑で逮捕されたマリウスは、2日後に勾留された。また、捜査中に2件目の強姦容疑が浮上したため、1週間の勾留となった。警察によると、強姦容疑はいずれも被害者が、抵抗できない状態での「性行為」だったとされている。

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最初に逮捕されたのは8月

警察は勾留期間の延長を求めず、27歳のマリウスは釈放された。「現時点では、証拠改ざんの危険性はもはやない」と警察は声明で述べた。マリウスの弁護士であるオイヴィン・ブラトリエンは、クライアントの釈放は「彼に対する証拠がかなり不十分なことを示している」と述べている。

弁護士は、「マリウスを勾留するという裁判所の決定は誤っており、致命的な判断ミスの結果」と、ノルウェーの通信社NTBに対して述べた。しかし、マリウスには強姦容疑に加えて、3人の元交際相手に対する身体的暴力と接近禁止命令違反の容疑もかけられている。他にもふたりの女性に対して接近禁止命令が出されている。

マリウスは、8月4日にオスロの女性のアパートで発生した夜間の口論を受け、初めて逮捕された。彼はその女性に対して身体的な損傷を与えたとして告発されている。また、ノルウェーのメディアによると、警察はその際、女性の部屋の壁にナイフが刺さっているのを発見したという。マリウスは、義理の妹であるイングリッド・アレクサンドラ王女（20歳）とスヴェレ・マグヌス王子（18歳）と共に、母メッテ＝マリット王太子妃とホーコン王太子のもとで育てられた。

From madameFIGARO.fr