ビル・ゲイツ、4年前の離婚について後悔を語る。
Celebrity 2025.01.31
『タイムズ』紙のコラムで、マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツは、彼の3人の子どもたちの母親であるメリンダ・フレンチ・ゲイツとの離婚について振り返った。
ブルームバーグのテレビインタビューでのビル・ゲイツ。(ロンドン、2024年6月26日)photography: Getty Images
彼らは1994年、ハワイのラナイ島で結婚の誓いを交わした。27年後、ビルとメリンダ・ゲイツは、離婚を発表して世間を驚かせた。2021年5月3日、夫婦は共同声明で「十分に考え、関係について多くの努力を重ねた結果、私たちは結婚生活を終わらせる決断をしました」と記した。そして、2021年8月2日、離婚は正式に成立した。
自伝『Source Code : My Beginnings』の出版が数日後に迫る中、ビル・ゲイツは『タイムズ』のインタビューで心境を語った。ジャーナリストのアリス・トンプソンとのインタビューで、マイクロソフトの共同創業者は、メリンダ・フレンチ・ゲイツとの結婚についても言及した。「ひとりの人間と成人後の人生を過ごすことは素晴らしいことだと思います。ともに過ごした思い出や、成し遂げたこと、そして一緒に育てた子どもたちがいるからです」と、歴史の中で最も強力なIT企業のひとつを築いた男は語る。続けて、元妻が自身の成功に果たした重要な役割についても強調した。「メリンダと出会った時、私はすでに成功を収めていましたが、その後のように驚くほど成功していたわけではありませんでした。その成功は、私たちが一緒に過ごしていた時期に実現したものです。彼女はその過程で、私にとって非常に重要なサポートをしてくれました」。
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「メリンダとは今でも会っています」
ロビン・フッド財団のイベントに出席したメリンダ・ゲイツとビル・ゲイツ。(ニューヨーク、2018年5月14日)photography: Getty Images
ビル・ゲイツは、彼らの離婚が自分の「最大の後悔」だと認めた。「それを最初に挙げるべきです。他にも後悔はありますが、どれもこれには及びません」と69歳の起業家は強調した。「離婚は、少なくとも2年間、メリンダと私にとって辛い時期でした。......その後、メリンダは財団を離れる決断をしました。彼女がその選択をしたことを残念に思いました」。
2024年5月13日、メリンダ・フレンチ・ゲイツは、元夫ビルとともに2000年に設立した慈善団体を離れることを発表した。「軽い気持ちで決断したわけではありません」と彼女はソーシャルメディアで告白した。「私にとって、次の段階に進む時が来たということです。ビルとの合意のもと基金を離れることで、125億ドルを使って女性や家族への支援に取り組むことができます」と続けた。さらに、「今、アメリカ国内外の女性や少女たちにとって重要な時期であり、平等を守り進めるために戦っている人々には、緊急に支援が必要です」と述べた。
幸い、時が経過した。ビル・ゲイツは現在、オラクルの元CEOマーク・ハードの未亡人であるポーラ・ハードと暮らしている。幸せな日々を送っている彼は、元妻との接点が今でもあると語った。「メリンダと私は今でも会っています。私たちには3人の子どもと2人の孫がいて、家族の行事があります。子どもたちはよくやっていますし、立派な価値観を持っています」。
From madameFIGARO.fr
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi