2025年、セレブを彩るシースルースタイルをチェック!
Celebrity 2025.02.03
今年、セレブたちがこぞって取り入れるトレンドは「シースルー」。あらゆるシーンで目にするこのスタイルは、もはや控えめではなく、堂々と主役級に。注目のルックを一挙公開!
パリ・ファッションウィーク中、サンローラン2025-2026年秋冬メンズコレクションに登場したローデス・レオン。 (パリ、2025年1月28日)photography: Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images
シースルーファッションが止まらない。ここ数カ月、シースルーアイテムはセレブたちの定番になった。ヴァネッサ・パラディ、マリオン・コティヤール、フィリピーヌ・ルロワ=ボーリュー、レティシア・カスタ......取り入れるスターがますます増えている。そして最近、ファッションウィークの最中に最も注目を集めたのは、1月28日に開催されたサンローランのショーだ。会場となったパリ・ブルス・ドゥ・コメルスでのフォトコールに登場したのは、マドンナの娘ローデス・レオン。彼女は、想像力を掻き立てるような全身が透けたボディスーツを身にまとい、その大胆なスタイルで会場の視線を釘付けにした。
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表情豊かなトレンド
ローデス・レオンのように、セレブたちはそれぞれのスタイルでシースルーファッションを取り入れている。エレガントにもカジュアルにも変幻自在だが、共通するのはその大胆さだ。今年に入ってからも、頻繁に見られる。マリオン・コティヤールは、セザール賞のイベント「レヴェラシオン」で、シックなシャネルのニットドレスを着用し、黒いランジェリーをほんのり透かせるデザインが話題を呼んだ。レネー・ゼルウィガーもこのトレンドに乗り、パリで行われた映画『Bridget Jones: Mad About the Boy』のプレミアで、ネイビーブルーのアシンメトリーなレースドレスを着用していた。一方、クリステン・スチュワートはより大胆に、シースルーレースのジレとパンツのセットアップで登場した。ヴェネチアンブロンドの髪とシャネルのセットアップが完璧にマッチし、今シーズンのトレンドを見事に表現した。シースルーは、レッドカーペットを席巻する以前、ファッションウィークのランウェイですでに火がついていた。
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シースルーファッションの登場
サンローラン2025年春夏ウィメンズ・コレクションのショーに出席したフィリピーヌ・ルロワ=ボーリュー。(パリ、2024年9月24日)photography: Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images
2000年代初頭、シースルーファッションは批判され、「安っぽい」や「セクシーすぎる」、「挑発的すぎる」と見なされていた。しかし、今では名高いファッションブランドに取り入れられ、セレブたちも誇らしげにそのスタイルを取り入れている。サンローランのアーティスティック・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロは、2024-2025年秋冬コレクションにこのトレンドを取り入れた。モスリン生地やシルク素材が、ボディスーツやターバン、ドレスに使用され、イヴ・サンローランの創作へのオマージュを捧げている。ベルギー出身のデザイナーは、優雅さを保ちつつ、官能的で繊細に魅力を引き出すシルエットを提案した。フィリピーヌ・ルロワ=ボーリューは、2024年9月のファッションウィークで開催されたサンローランのショーで、このコレクションのネイビーブルーのドレスを着用した。
61歳のフランスの女優は、シースルーの強みを最大限に明らかにした。シースルーは、自分自身をさらけ出すことの象徴であり、すべての体型を引き立てる力を持っている。見るからに軽やかなシースルー素材は、自己肯定感を強く打ち出し、まさに自分らしさの主張そのものだ。しかし、このシースルートレンドには批判もあり、特にセレブリティにしか似合わないと感じる人が多いのも事実だ。さらに、街中でのハラスメントや日常的なセクシズムが、シースルーを楽しむことへの障壁となっている面もある。セザンヌ、MANGO、COSなどのブランドがコレクションに取り入れる中、透け感のあるドレスを街で見ることはまだ少ないのが現実だ。一方、レッドカーペットではシースルがますます輝きを放ち、輝かしい未来を予感させている。
From madameFIGARO.fr
text: Anaïs Larcher (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi