ダイアナ妃の元美容師、ハリー王子に植毛を勧める。
Celebrity 2025.02.27
1980年代から90年代にかけてダイアナ妃とその子どもたちの髪を切っていたイギリスのヘアスタイリスト、サム・マックナイトが、ハリー王子の薄毛に言及した。彼は『ザ・テレグラフ』紙で、ハリー王子に対して強く植毛を勧めている。
2025年2月9日、カナダ・バンクーバーで開催されたインヴィクタス・ゲームズに出席したハリー王子と妻メーガン夫人。photography: Karwai Tang/WireImage/Getty Images
ハリー王子はインターネットで嘲笑の的となっている。すべては、2025年2月8日にカナダ・バンクーバーで行われたNHLのアイスホッケーの試合で、妻のメーガン夫人とキスを交わしている写真から始まった。このキスそのものが批判を招いたわけではなく、彼の後頭部が薄くなっていることが明らかになったことが原因だ。特に「X」で3200万人以上のユーザーに拡散された投稿が、チャールズ3世の息子であるハリー王子の「薄毛」をターゲットにした風刺を引き起こした。コメント欄には、彼の「薄毛」に驚き、「植毛」を勧めるユーザーが数多く見受けられる。
HELLOOOOO????? pic.twitter.com/5791bwbKgI
-- vittoria (@duchessmeghn) February 9, 2025
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本当にひどい
有名ヘアスタイリスト、サム・マックナイトは、ダイアナ妃の親友であり、1980〜90年代に彼女とその子どもたちの髪を手掛けていた人物で、ハリー王子の髪の変化について反応を示した。2025年2月11日に英国の新聞『ザ・テレグラフ』に掲載された長文の中で、彼は自身の思いとハリー王子の髪の状態の変化に関する意見をきっぱりと述べた。「私は小さい頃のハリー王子の髪を切っていました。彼は大変美しい髪をしていました。彼とその兄、そして母親は皆、素晴らしく豊かで艶やかな髪をしていました」と、ダイアナ妃のアイコニックなショートカットを生み出した彼は振り返る。
2008年のハリー王子。photography: Anwar Hussein/WireImage/Getty Images
しかし、その髪質の良さは過去のものとなりつつあるようだ。長年の友人であり、1980年代から90年代にかけてダイアナ妃やその子どもたちの髪を手掛けていた著名なヘアスタイリストのサム・マックナイトは、ハリー王子の髪の変化に対して鋭い批判を展開した。「今やハリー王子の髪はまるで生まれたてのひよこが頭に乗っているかのようで、非常に残念です。それはまるで1950年代の地理の先生のような印象を与えます。そんな髪型では王室の男性としての魅力は伝わりません」と語り、続けてこう述べた。「もっと自分を大切にしてほしい。私は何年もこの問題を気にしており、なぜ彼がまだ植毛手術を受けないのか、または髪を剃らないのか理解できません」。
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「妻が彼を助けないことに驚きを感じる」
ファッション業界のトップヘアスタイリストであるサム・マックナイトは、ハリー王子の髪型が実際の年齢よりも10年も老けて見えると指摘している。「植毛を受ければ、見た目が若返り、気分も良くなるはずです。そして、誰かが彼を手助けしてあげるべきだと思います」と語り、ハリー王子の妻メーガン夫人がそのサポートをしていないことに驚きを示した。「ロサンゼルスは髪の植毛を行うのに最適な場所です。友人たちの中にも成功した人がたくさんいるでしょうし、十分な時間もあります。彼は植毛をして、1ヶ月間静かに過ごせば、誰も気づかないでしょう。今の時代、それが問題になるとは思えません」と、彼は続けた。
バンクーバーで開催されたインヴィクタス・ゲームズでのハリー王子とメーガン夫人。(2025年2月9日)photography: Samir Hussein/WireImage/Getty Images
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ウィリアム皇太子との髪型比較
数多くのセレブリティを顧客に持つ著名なヘアスタイリストは、ハリー王子とウィリアム皇太子の髪型について興味深い比較を行った。彼によると、子ども時代にハリー王子の髪を切っていた際、ハリー王子はとにかく髪を切って終わりにしたい様子で、特に髪型には関心を示さなかったという。現在もその態度は変わらないようだ。一方で、ウィリアム皇太子はヘアジェルにこだわりを見せていたという。また、このスタイリストは、ハリー王子が自伝『SPARE(原題)』でウィリアム皇太子に対して、髪の薄さが原因で魅力を失ったと暗示していることについても触れた。
兄のウィリアム皇太子の新しい髪型を擁護しながら、彼はこう強調した。「ウィリアムは今、元気そうに見えるし、髪をとても短く切ったことで、ずっと良くなりました。髪の薄さが魅力を失わせるわけではないと思います。受け入れるべきです。それを受け入れたくなければ、髪の植毛手術を決断すれば良いでしょう」。
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「彼にとって大きな解放となるでしょう」
彼によれば、ハリー王子は植毛手術に最適だという。「完全に禿げているわけではなく、まだ横の部分に十分な髪が残っており、それを上部に移植できる」という。実際、髪の移植を受けるには、供給源となる髪の毛が最低限残っていることが必要で、その毛根を採取して薄くなった部分に移植することができる。
サム・マックナイトは、過去の豊かで美しい赤毛を完全に手放すように勧めており、髪型を変えることでハリー王子の人生が変わると考えている。「あの薄毛が彼の力を奪っていると思います。もし彼が何か手を打てば、もっと力強くなれるでしょう」と彼は断言した。「彼は地毛に固執するのをやめるべきです。それは彼にとって精神的にも大きな解放となるでしょう」。
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同じく薄毛になった人からのアドバイス
その口調が厳しく、命令的に聞こえるかもしれないが、サム・マックナイトは、ハリー王子を無意味に批判することが目的ではなく、「より良い見た目を手に入れ、気分を良くする手助けをしたい」と述べている。それが彼の「職業」としての責任だとも語っている。さらに、「私も髪のことで同じ状況に陥ったことがある」と説明し、30代の初めには自分自身も薄毛になったが、その後、数年を経て残っていた産毛をすっかり剃ることを決意したと語った。「今69歳ですが、もし彼の年齢、20代、30代、または50代だったとしても、即座に髪の移植を受けるでしょう。今の時代、髪の移植は本当に素晴らしい選択肢だと思います」と述べた。
サム・マックナイトは2月11日に自身のInstagramで、ハリー王子の最近の写真とともに再びこれを話題にした。「ハリー、同じ経験をした者として言わせてくれ、今がその時だ。ディズニーランドで言われるように、『レット・イット・ゴー(手放せ)』」と彼は伝えた。
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From madameFIGARO.fr
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi