ルイジアナ出身の女子大生TikToker、セクシーすぎるポップアイコンになるまで。
Celebrity 2025.02.27
ルイジアナの大学生だったアディソン・レイは、2019年にTikTokでそのダンス動画が話題になり、8800万人のフォロワーを獲得した、Z世代のスター。現在でも5番目にフォロワー数の多いTikTokerであり、今やNetflixのコメディ映画『He's All That』に出演し、2021年にはデビューシングル『Obsessed』をリリース。人気アーティストのチャーリーxcxの『Von Dutch』のリミックスでもコラボするなど、その勢いはとどまるところを知らない。
そんなアディソンが、仏VOGUE誌のカバーガールに。中面ではマックス・マーラのセクシーなボディスーツ姿でアクロバットなポーズを披露して、話題になっている。
アディソンは米ローリングストーンズ誌2月号でもカバーを飾ったばかり。なぜいま、彼女がこんなに注目を集めているのだろうか。
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ローリングストーンズ誌のインタビューによれば、アディソンは長年彼女のアイドルであるブリトニー・スピアーズやマリリン・モンロー、マドンナなどを研究し続けて来たという。そして大きな成功を手に入れるには、リスクを冒すことも必要だと認識していた。だから彼女は、演技や歌などとのクロスオーバーにチャレンジすることにして、TikTokの投稿数を減らし、そちらにシフトした。
フォロワーが離れることを考えれば、これはリスクだったけれど、必要な動きだったとアディソン。 幼少期からダンスを続けてスターになることを夢見ていた彼女は、大学時代にスタートしたTikTokへの投稿ですぐに人気者になる。TikTokがビジネスを始めたのは2018年で、プラットフォーム独自のスターを必要としていた。そんなタイミングでアディソンのような親しみやすい、ルイジアナの女子大生という存在が現れたと言うわけ。
「タイミングがすべてだったのよ」とアディソン。 そして彼女はあっという間にブレイクし、ロレアルやアメリカン・イーグルなどの有名企業の広告塔に起用された。2019年10月にフォロワーが100万人を突破した時点で、アディソンはL.A.に移住し、コンテンツ制作集団「Hype House」の創設メンバーに。そこではメンバーたちの私生活や恋愛などのすべてが常に配信されるような生活を送り、アディソンはZ世代のアメリカン・ドリームの体現者となった。 わずか6年でポップアイコンとなったアディソン。次の一手はどんなものになるのだろうか。
text: Moyuru Sakai