チャールズ3世とキャサリン皇太子妃の間に何が? 直近のイベントに見られた「違和感」とは。

Celebrity 2025.03.12

241226-mf.png

緊張関係の兆しか、それとも単なるプロトコルを守っただけなのか? ロンドンでは最近の出来事により、キャサリン皇太子妃と義理の父との関係について疑問を抱かれ始めている。

00-250312-kate-and-king-charles.jpg

「トゥルーピング・ザ・カラー」パレード中、バッキンガム宮殿のバルコニーにいるシャーロット王女、キャサリン皇太子妃、国王チャールズ3世。(ロンドン、2024年6月15日)photography: Getty Images

イギリス王室は昔から常に注目を浴びている。チャールズ3世、カミラ王妃、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃たちの些細な仕草も細かく観察され、分析され、時には過剰に解釈されることもある。ここ最近、特に注目を集めたふたつの出来事が、王室ウォッチャーたちの関心を引いた。彼らは、キャサリン皇太子妃とチャールズ3世との関係に対する疑問を抱いている。

最初の気になる点は、3月8日の国際女性デーに、チャールズ3世が王室のソーシャルメディアで、王室の中で最も影響力のある女性たちへの心温まる賛辞を共有したことにある。選ばれた6枚のポートレートは、エリザベス女王、カミラ王妃、ヴィクトリア女王、アレクサンドラ王女、アン王女、エドワード王子の妻であるエディンバラ公爵夫人ソフィー妃だった。しかし、その際に目立ったのは、キャサリン皇太子妃の不在だった。

---fadeinpager---

ウェールズ家のプリンセスたちはどこ?

熱心な王室ファンたちにとって、この出来事は受け入れがたいものだった。さらに悪いことに、皇太子妃を省略したことがまるで侮辱のように受け取られた。「ウェールズ家のプリンセスが両方とも欠けている」と、あるファンはコメントで抗議した。これはキャサリン皇太子妃だけでなく、ダイアナ妃がいないことにも言及している。別のファンは「ケイトがいないなら、いいね! も押さない!」とコメントした。「世界中の人々は、キャサリン皇太子妃とダイアナ妃にしか興味がないことを彼ら(王室メンバーたち)が気づいていると良いけれど」と、別のネットユーザーは指摘した。

これを侮辱と見るべきなのか、暗示的なメッセージなのか、あるいは単に特定の人物を他の人物よりも目立たせるための決定だったのか? 現時点では確信を持って判断することはできない。しかし、10年以上にわたって王室の未来を象徴してきたプリンセスの不在は、噂をさらにかき立てることとなった。

---fadeinpager---

キャサリン皇太子妃、チャールズ3世に無視された?

もうひとつ注目を集めた瞬間は、3月10日(月)のウエストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデーの式典だ。このイベントには、王室の上級メンバーがほぼ全員出席していた:チャールズ3世、カミラ王妃、ウィリアム皇太子、アン王女......そしてもちろん、キャサリン皇太子妃も。そこで注目されたのはある場面だった。チャールズ3世が長男ウィリアム皇太子に温かい抱擁を送る一方で、キャサリン皇太子妃とは礼儀として微笑みを交わすだけだった。その後、キャサリン皇太子妃は国王に対して一礼するだけで、その瞬間がカメラマンたちによって捉えられた。

チャールズ3世がウィリアム皇太子に示した温かな抱擁とキャサリン皇太子妃へのフォーマルな距離感の対比は、すぐに憶測を呼び起こした。意図的に冷たい態度を取ったのか、それとも単に王室のプロトコルを厳格に守った結果なのか? 雑誌「ハロー!」が引用した専門家のコメントによると、この個人的な挨拶の欠如は侮辱ではなく、むしろ式典の内容と王室のプロトコルによる距離感だったという。これにより、感情的な表現が控えめになった可能性が高いとされている。

---fadeinpager---

他者を圧倒する存在感のプリンセス

実際、キャサリン皇太子妃と義父であるチャールズ3世との関係は常に友好的に見える。故ダイアナ妃が王室との関係で波乱を経験したのとは対照的に、ウィリアム皇太子の妻であるキャサリン皇太子妃は、ウィンザー家の一員としてナチュラル且つシンプルに溶け込むことができた。控えめで勇敢で優れたプリンセス、キャサリン皇太子妃には、称賛の言葉が尽きることはない。1年前、キャサリン皇太子妃ががんに罹患していると発表した際、同じくがんを患っていたチャールズ3世は、義理の娘であるキャサリン皇太子妃に対して、愛情と支援を表明した。「キャサリンがあのように話したことをとても誇りを感じている」と語り、彼女の勇気に深い感銘を受けたことを伝えた。

これまで、キャサリン皇太子妃とチャールズ3世の関係は常に良好だった。ふたりは王室制度への敬意だけでなく、芸術、写真、自然に対するパッションも共有してきた。しかし、チャールズ3世が即位して以来、家族内での力関係が変化し、キャサリン皇太子妃は王室内でますます重要な役割を果たすようになった。今や、単なる故エリザベス女王の孫の妻ではなく、王位継承者であるウィリアム皇太子の妻としての役割を担っている。この新たな状況は、王室内の力関係を再定義するものとなった。キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は今や非常に影響力のあるカップルとなり、その人気は時として国王や王妃を上回ることもある。このような状況が、王室内での緊張を引き起こす可能性があるのか、今後の動向に注目が集まっている。

---fadeinpager---

From madameFIGARO.fr

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

35th特設サイト
パリシティガイド
パリシック
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • 広告掲載
  • お問い合わせ
  • よくある質問
  • ご利用規約
  • 個人の情報に関わる情報の取り扱いについて
  • ご利用環境
  • メンバーシップ
  • ご利用履歴情報の外部送信について
  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • Pen Studio
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CCC MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CCC Media House Co.,Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.