欧州貴族で最も注目の26歳の独身、ギリシャのコンスタンティノス・アレクシオス王子とは?
Celebrity 2025.03.13
王位継承者という非常に限られた世界で、ギリシャのコンスタンティノス・アレクシオス王子はあらゆる魅力を兼ね備えている。名門王家の血統、ギリシャ神話に登場するような完璧な容姿、優れた教育、そして何よりも、注目を集める独身という立場である。彼の恋愛遍歴はゴシップ誌を賑わせ、話題となっている。
コンスタンティノス・アレクシオス王子と母マリー・シャンタル王太子妃。photography: ABACA
彼はほかの王子たちとは一線を画している。ギリシャのパウロス王太子とアメリカの平民出身のマリー・シャンタル王太子妃との間に生まれた長男で、第2子のコンスタンティノス・アレクシオス王子は、「ディアドコス」、つまりギリシャ王位の継承者だ。ただし、ギリシャの王制は1974年に廃止されており、この称号はあくまで名誉的なものである。
「ティノ」の愛称で呼ばれる彼は、ギリシャの血を引いているものの、地中海の岸辺から遠く離れた場所で育った。1998年10月29日にニューヨークで生まれ、幼少期から青年期にかけてはロンドンの高級住宅街で過ごした。そこでは、3人の弟(アキレアス王子、オディッセアス王子、アリスティデ王子)と、姉のマリア=オリンピア王女とともに裕福な暮らしを送り、イギリスに亡命していた祖父母とも頻繁に交流していた。冬になると、一家はスイスへと向かい、リゾート地として知られるグシュタードで過ごす。母方の祖父母であるロバートと母親が所有するシャレーでの滞在中、彼は従姉妹のタリタ・フォン・ファステンバーグとともにスキーを楽しんだ。タリタは、ニューヨークの著名なファッションデザイナー、ダイアン・フォン・ファステンバーグの孫でもある。そして夏になると、コンスタンティノス・アレクシオス王子の舞台は一転。カリブ海のハーバーアイランドやカプリ島、あるいはギリシャの太陽の下で過ごすことを好み、彼の生活ぶりは、まるで「ゴシップガール」の世界そのものだ。
レストラン「ル・シュヴァル・ブラン」の90周年記念に出席したコンスタンティノス・アレクシオス王子と母マリー・シャンタル王太子妃。photography: Getty Images
彼は学業のためにアメリカへと渡り、名門ジョージタウン大学のキャンパスに在籍し、数年間にわたり文学を学ぶことになる。
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文学的な才能とアスリートのような身体能力を兼ね備える王子
ギリシャのコンスタンティノス・アレクシオス王子。(アテネ、2025年2月5日)photography: ABACA
今どきの若者であるにも関わらず、コンスタンティノス・アレクシオス王子はソーシャルメディアでは比較的控えめにしている。これは、チャールズ3世が名付け親であり、インフルエンサーとしても知られる姉マリア=オリンピア王女とは対照的だ。彼女はInstagramで30万人以上のフォロワーを誇っている。一方で、ブロンドの髪を持つコンスタンティノス・アレクシオス王子は、スポーツ、特にスケルトンやダイビングに対して強い興味を示す写真をいくつか投稿している。その際、彼の印象的なアスリート体型も明らかになり、注目を集めている。現在、彼は16万3000人以上のフォロワーがいる。
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愛と波乱
王子の恋愛は、その地位を反映するように、華やかでありながらも波乱に満ちている。2023年には、モデルのポピー・デルヴィーニュ(カーラ・デルヴィーニュの姉)との情熱的な関係が話題になった。この恋愛が注目を集めた理由は、ふたりの年齢差が13歳であったことと、ポピーが離婚したばかりだったことにあった。
イビサでの休暇中のポピー・デルヴィーニュとコンスタンティノス・アレクシオス王子。 (2023年7月26日) photography: ABACA
彼らの恋愛は激しく燃え上がったものの、わずか一年間で終わりを迎えた。ポピー・デルヴィーニュは最終的に、億万長者のアーチー・ケズウィックの魅力に心を奪われ、現在彼との間の子どもを妊娠中だ。一方、コンスタンティノス・アレクシオス王子は、アメリカ人モデルのブルックス・ネイダーと新たな恋に落ちた。しかし、問題発生。ブルックスは数ヶ月後、ダンスリアリティ番組「ダンス・ウィズ・ザ・スターズ」の米国版のパートナー、ダンサーのグレブ・サフチェンコに一目惚れしてしまったのである。王族のいとこたちが次々と結婚や出産を重ねる中、コンスタンティノス・アレクシオス王子はヨーロッパの上流社会で最も魅力的な独身男性のひとりとして、注目されている。
ギリシャのコンスタンティノス・アレクシオス王子とブルックス・ネイダーが、オリビア・カルポとクリスチャン・マキャフリーの結婚式に出席した。(2024年6月29日、ロードアイランド)photography: ABACA
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From madameFIGARO.fr
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi