「彼女はとても無礼だと思った」ダイアナ妃とメーガン夫人がバッキンガム宮殿で犯した失敗の「共通点」とは?
Celebrity 2025.03.26
王室メンバーになりたての頃、メーガン夫人は王室の女性にふさわしくない振る舞いをしたとして大批判を浴びた。無意識の動作が冒とく行為となってしまうのが王室なのだ。

メーガン夫人は2018年の結婚後、山のようにあるイギリス王室のルールや礼儀作法、禁止項目を記録的な速さで学ばなければならなかった。継承されているルールの中には明文化されているものも暗黙のルールもある。そんなルールのひとつに、実に些細なことながら、驚くほど誰もが注目している作法がある。それは女性の座り方についてのものだ。
「デイリーメール」紙によれば、王室の女性は膝のところで足を組むことを固く禁じられている。プロトコールでは、両脚をまっすぐ伸ばしてそろえるべきで、足首を交差することだけが許される。2018年6月のヤング・リーダーズ・アワード授賞式は、サセックス公爵夫人になってやっと1カ月経ったメーガン夫人がエリザベス女王と同席する公式行事のひとつだった。ところが会場でメーガン夫人が無意識に足を組んだところをキャッチされてしまった。すぐに姿勢を正し、いわゆる「Duchess slantダッチェス・スラント」、つまり両足をそろえて片側に傾け、足首を交差する姿勢をとったものの、イギリスのマスコミは目ざとく、メーガン夫人を大いに叩いた。
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ダイアナ妃も間違えた
メーガン夫人は女王に対して「無礼」だと批判され、これは反抗的な態度の現れか、適応能力のなさを露呈したものであり、儀礼上の失態だと非難された。だがダイアナ妃もかつて、同じように足を組んでしまったことがあり、さらに言えば若い頃のエリザベス女王も父ジョージ6世の横で足を組んでいるところをキャッチされていたと指摘する人もいた。
いずれにせよその日は和やかな雰囲気で、エリザベス女王とメーガン夫人が仲良く笑うシーンも見られた。女王はメーガン夫人に真珠のイヤリングを贈り、メーガン夫人は4年後の女王の葬儀でそれを使用することとなる。
36歳で公爵夫人となった元アメリカ人女優は、王室の厳格なルールの中で育ったわけではない。だから初期には色々不手際があったのだろうと見る人もいれば、こうした文化的ギャップのせいで、イギリス国民の間に彼女への反感が根づいたと見る人もいる。バッキンガム宮殿で伝統を破れば誰も無傷ではいられない。
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text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)