「人生を変えてしまう」キャサリン皇太子妃、がん寛解後の生活について語る。
Celebrity 2025.08.06
7月2日にコルチェスター病院を訪問した際、キャサリン皇太子妃は化学療法後の生活について語った。

キャサリン皇太子妃は、イングランド南東部エセックス州にあるコルチェスター病院を訪れた折、患者たちと歓談した。皇太子妃のがんが寛解したと発表されたのは今年1月のこと。先日、ロイヤルアスコットを欠席し、国民の間で健康を不安視する声が広がって以来、初の公務となった今回の病院慰問で、皇太子妃は順調に回復しているふりをせず、「本当にとても大変」な現状を正直に語った。
「治療は冷静に勇気をふり絞って乗り切りました。治療が終われば元の生活に戻れると思いがちですが、現実は違います」とウィリアム皇太子の妻は語った。「たとえ治療が終わっても、家で以前のように暮らせる状態ではないのです」。
まるでジェットコースター
「新しい日常」に慣れるには時間がかかり、「まるでジェットコースターのよう」とキャサリン皇太子妃は表現した。化学療法終了後、まだ落ち着いた生活を取り戻せていない。「病気はみんなの人生を変えてしまいます。最初の診断から治療後に至るまで、患者自身だけでなく、家族も巻き込まれるのです」と感情も露わに語った。そしてコルチェスター病院の患者に向かって「思い通りにいかない」この時期に、ひとりで頑張らないよう呼びかけた。「この状態から脱するために支え、助け、導いてくれる誰かが必要です」
皇太子妃の一連の発言からは、王室評論家リチャード・フィッツウィリアムズの「キャサリン皇太子妃がすぐに本格的な公務に復帰することはないだろう」という見解が裏付けられたことになる。皇太子妃には夫ウィリアム皇太子や子どもたちのジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と過ごして回復する時間がまだ必要だ。だから公務への復帰は慎重に、本人のペースで進められ、象徴的なイベントを選んで登場する形となるだろう。7月8日から10日にかけて予定されているマクロン仏大統領夫妻の公式訪問にはキャサリン皇太子妃の出席がみこまれている。
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text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)