2026年に実施予定のエリザベス女王生誕100周年プロジェクトとは?

Celebrity 2025.08.07

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エリザベス女王生誕100年となる2026年には、メモリアル記念事業として女王の名前を冠した場所がロンドンの中心部にオープンする予定だ。

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エリザベス女王の生誕100年を祝うメモリアル記念プロジェクトの概要が、6月24日に発表された。photography: Cover Images/ABACA

エリザベス女王が生きていたら、2026年4月21日に100歳を迎えただろう。女王はもういないが、イギリス国民は最大限の敬意を表そうとしている。女王のためのメモリアルプロジェクトを本人が知ったら、おなじみの控えめな微笑みをきっと浮かべただろう。

計画はロンドン中心部のセント・ジェームズ・パーク内に数ヘクタールもの広いパブリックスペースを整備しようというもの。このプロジェクトは建築家ノーマン・フォスターと彼の事務所「フォスター+パートナーズ」が手がけるもので完成は2026年の予定だ。2022年9月に亡くなったエリザベス女王を偲ぶ初めての空間はその名も「クイーン・エリザベス・プレイス」と名付けられる。

1947年に女王が結婚式でかぶったティアラをモチーフに、鋳造ガラス製手すりの橋が建設される。また女王の騎乗姿や、74年連れ添った夫フィリップ王配と手を取り合う姿の像も敷地内に設置される予定だ。6月24日に初公開されたイメージ図から、この壮大なプロジェクトの概要がうかがえる。担当建築事務所のインスタグラム投稿によれば「激動の時代をくぐりぬけながら伝統とモダン、女王としての義務と個人的な信念、英国と世界の英連邦のバランスを取ってきたエリザベス女王の生涯を讃えます。女王がこれらの二面性を統べた証しとして、2つの門と2つの庭園を橋と小道で結びます」

選ばれて光栄に思います

この大規模プロジェクトを手がけることになったイギリス人建築家ノーマン・フォスターは「選ばれて光栄に思います」と語り、「女王陛下は歴史と伝統を愛しておられました。セント・ジェームズ・パークの設計にも元々そうした要素がありました。その理念は一部、今日に受け継がれましたが、失われた部分もあります。それを復元し、緩やかに蛇行する小径で結ぶことでひとつの庭園集合体を創出します。」と続けた。

建築家は、フランス南部のミヨー橋の設計やベルリン国会議事堂、ロンドン市庁舎の改修などで知られている。2026年の完成が待ち遠しい。

From madameFIGARO.fr

text : Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)

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