イーロン・マスクと絶縁した娘ヴィヴィアン・ウィルソン、ファッションウィークに登場し話題に!
Celebrity 2025.10.08
スペースXの創業者イーロン・マスクの疎遠となっている娘は、初めてのファッションウィークでランウェイでも最前列でも大きな注目を集めた。
オットリンガー 2026春夏コレクション。photography: Launchmetrics
ヴィヴィアン・ウィルソンは、ついにファッション界でのキャリアを本格的に築くきっかけを手に入れた。ニューヨークで9月初めに始まった2026年春夏ファッションウィーク以降、イーロン・マスクのトランスジェンダーの娘は、ランウェイで次々と注目を集めている。
その始まりは9月13日。21歳の彼女が、ジュエリーブランド「アレクシス・ビッター」のショーで、初めてランウェイに立った。このショーで彼女は、1991年のミスUSAのキャラクターを演じた。「初めてのファッションショーです。少し緊張していますが、しっかり準備してきました」と、彼女はランウェイに立つ前に雑誌「ナイロン」のインタビューで語っていた。さらにこう続けた。「私は、トランスジェンダーの人々の権利がいまも踏みにじられている州の現状を伝えたいと思っています。そして伝えたいのは、こうした状況に対して皆で力を合わせて立ち向かうべきだということです。ファッションやアートは、そのためのとても効果的な手段です。」
ランウェイのスター
この出来事の翌日、彼女がニューヨークのブランド「ドーフィネット」のショーに登場すると、大きな反響を呼んだ。その理由は明らかだった。ランウェイに登場した彼女は、フェイクのスカラベ(甲虫)があしらわれたドレスを着て、叫び声をあげながら駆け込んできたのである。その後、ランウェイを走り抜け、バックステージへと戻った。
同じくニューヨークで、ヴィヴィアン・ウィルソンはプラバル・グルンのショーに真っ白なレースのドレスでランウェイに登場。さらにクリスハバナのショーでは、ベージュのスタッズ付きベルトがあしらわれたメタリックなドレスでランウェイを彩った。
今回は、最も権威あるファッションウィーク、パリのランウェイに初登場したシーズンでもあった。10月5日、ヴィヴィアン・ウィルソンはオットリンガーのショーで2度の登場でセンセーションを巻き起こした。1度目はチョコレート色のシースルータイトドレス、2度目は全身黒コーデで登場し、いずれもブロンドのロングへアが彼女の動きに合わせて優雅に揺れていた。その4日前には、アルマ橋のすぐそばにあるアメリカン・カテドラルで行われたカサブランカのショーの最前列に座る姿が撮影された。淡いピンクのダウンジャケットに身を包んでいた彼女の存在感は、イギリスのラッパー、セントラル・シーの前でやや霞んでいた......。


















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text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi