「非常に厳格なルールを決めている」ウィリアム皇太子、子どもたちのスマホ使用ついて語る。

ウィリアム皇太子はApple TV+のシリーズ、「旅嫌いユージン・レビィのトラベルガイド」に出演し、役者ユージン・レヴィの質問に丁寧に答えた。未来のイギリス国王は、3人の子どもたちに携帯電話を持たせず、落ち着いた生活環境を与えたいと語った。

家族とプライベートを守るため、インタビューは滅多に受けないウィリアム皇太子が珍しく、Apple TV+のシリーズに登場した。このシリーズはカナダ人俳優兼映画監督ユージン・レビィを進行役に、「旅嫌いな」役者が世界各地を旅して回るというものだ。2025年10月3日配信のシーズン3、エピゾード4では、78歳のユージンが未来の国王と共にウィンザー城を訪れる。

スポーツに親しむ

お城を巡った後、ふたりは敷地内の庭をぶらぶらする。そしてウィリアム皇太子の犬、黒のイングリッシュ・コッカー・スパニエル、オーラと会う。現在の皇太子一家の住まいであるアデレード・コテージでは、子どもたちがよく庭でオーラと遊んでいるそうだ。皇太子がこだわるのは、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が画面ばかり見て過ごすのではなく、日々運動し、できる限り屋外で過ごすことだ。「子どもは3人とも携帯電話を持っていません。この点については妥協しません」とキャサリン皇太子妃の夫は語った。

「携帯がないのなら、どんな遊びをしているんですか？ 何が好きですか？」とユージンは驚いた様子で尋ねた。ウィリアム皇太子は微笑みながらこう答えた。「ルイ王子はトランポリンが大好きです。本当に夢中なんです。シャーロット王女もよくやっていますね。見ていると、結局は一緒にトランポリンに乗って上で取っ組み合いをしています」

楽器を習う

シャーロット王女はトランポリンのほかにネットボール（バスケットボールに似た競技）をし、バレエも習っているそうだ。ジョージ王子の予定も詰まっている。皇太子が大好きなスポーツであるサッカーを定期的に習っているほか、ホッケーもやっている。「スポーツ活動にいそしみ、屋外で過ごすことは子どもたちにとって、非常に大切なことです」と皇太子は言う。家で落ち着いて過ごす時間に楽器も習わせているそうだが、「いまのところ大成功とは言えませんね」と父親は笑った。

ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子は近々、ウィンザー・グレート・パーク内のフォート・ベルヴェデーレへ引っ越し、新しい環境でこれまでの活動を継続することになる。皇太子夫妻はこれにより、キャサリン皇太子妃のガン闘病の記憶が残るアデレード・コテージと決別する決意を固めている。番組でウィリアム皇太子はユージン・レヴィとパブに行き、ビールを飲みながら辛い思い出を振り返った。「2024年は、これまでの人生で最も厳しい年だったと思います」と率直に語ると、やや哲学めいた言葉を続けた。「人生は私たちを試すためにあるのです。そして、それを乗り越える力こそが、私たちを形作るのです」

From madameFIGARO.fr