仏・サルコジ元大統領が刑務所へ......カーラ・ブルーニら家族が集結し見送った。

10月21日、フランスのサルコジ元大統領は妻カーラ・ブルーニに見守られながら収監先のパリのサンテ刑務所に向かった。

サルコジ元大統領の妻、カーラ・ブルーニ。photography: Jumeau Alexis/ABACA

サルコジ元大統領は妻と手を取り合ってパリ16区の通りに姿を現した。収監先のサンテ刑務所に向かうためだ。過去の大統領選挙の折、リビアから選挙資金提供を受けたとして共謀罪で有罪判決を受け、9月25日に5年の実刑判決を受けたばかり。パリの高級住宅地、ヴィラ・モンモランシーの自宅前に集まった支持者たちは刑務所へ向かう車に乗り込む元大統領を見送った。大統領の息子ルイが数日前にInstagramに投じた呼びかけに応じて集まった人々だった。

元大統領に寄り添っていたのは妻のカーラ・ブルーニ・サルコジだけではない。家族全員が結束していた。末娘ジュリア（14歳）は異母兄ジャン（39歳）と手をつなぎ、ジャンは妻ジェシカ・セバウン、そして2人の娘ソラルとローラを伴っていた。ジャンの兄ピエール（41歳）、そして元大統領とセシリア・シガネールとの間に生まれたルイ（28歳）、カーラ・ブルーニと哲学者ラファエル・アントヴァンの息子のオーレリアン・アントヴァン（24歳）の姿もあった。

ネットでも広がる支援

SNS上でも、カーラ・ブルーニは夫を支持する多くの投稿を積極的にシェアしている。さらにInstagram投稿で夫の次の言葉を引用した。

「私は哀れではない。妻と子どもたちがそばにいてくれるし、数えきれないほどの友人がいるのだから」

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Carla Bruni(@carlabruniofficial)がシェアした投稿

カーラ・ブルーニはInstagramのストーリーにマリー＝ドミニク・キュリオリと元大統領の間の息子であるジャン・サルコジのメッセージを再投稿した他、マスコミ記事なども次々とシェアしている。たとえば「ブリュット」誌の「自宅からサンテ刑務所へ向かうニコラ・サルコジを見送る支持者たち」の記事や、刑務所前で夫の弁護士が語った言葉、「フィガロ」紙、「ルポワン」誌、TV番組「コティディアン」、メディア「ピュールピープル」などの報道だ。何があっても夫を支え続けるという意思表明にも見える。

サルコジ家、元大統領のサンテ刑務所収監を見送る

刑務所に向かう元大統領を見送るため、パリ16区の高級住宅街ヴィラ・モンモランシーの自宅前に家族や支持者が集まった。