キャサリン皇太子妃をはじめ、英国王室メンバー追悼式典に参列。重々しくも神聖な雰囲気をカメラが捉えた。
Celebrity 2025.11.11

「リメンブランス・サンデー」とは戦争で亡くなった兵士を悼むイギリスの行事だ。2025年11月9日、ロンドンで恒例の式典が開催され、イギリス王室が顔を揃えた。

「リメンブランス・サンデー」の式典でのキャサリン皇太子妃。(ロンドン、2025年11月9日)photography: PA Photos/ABACA
2025年11月9日、ロンドンで開催された「リメンブランス・サンデー」の式典で、国王チャールズ3世は祖国のために命を捧げた兵士たちを称えようと、厳粛な面持ちでゆっくりと戦没者記念碑「ザ・セノタフ」へ歩みを進めた。記念碑の前に到着すると、国王は深く感動した様子で花輪を捧げた。それはポピーの花びら41枚で作った花輪で、赤いポピーは戦争の犠牲者が流した血を象徴している。この日の式典でウィンザー家の全員が胸につけていたのもこの花だった。国王のすぐ後ろには、金ボタンのついた灰色の軍服姿のウィリアム皇太子が立ち、叔父のエドワード王子と共に父同様、そっと花輪を捧げた。
黒コート姿
記念碑横に建つ外務・英連邦・開発省のバルコニーではキャサリン皇太子妃とカミラ王妃が式典を見守っていた。この日、キャサリン皇太子妃が着用していたのは、お気に入りのデザイナー、キャサリン・ウォーカーによる黒コートだ。2022年の同じ式典で着ていたものだが、今回はレースのハイネックと、Lock & Co.製のエレガントな帽子を合わせていた。カミラ王妃も黒コート姿で、こちらは肩が構築的なデザイン。ファーのついた広つば帽子を合わせていた。
ふたりは時折視線を交わして仲良さげだったが、式典の間は真剣な顔をしていた。普段は笑顔の多いキャサリン皇太子妃も、この日ばかりは表情が固く、涙を流す場面もあった。式典終了後、ケンブリッジ公爵夫妻のInstagramアカウントにメッセージが投稿され、自由を守るために祖国に仕える過去や今の兵士たちの"勇敢さと並外れた犠牲"を決して忘れないでいようと国民に呼びかけた。
ロンドンでの「リメンブランス・サンデー」の式典に参加した英国王室メンバー。
2025年11月9日、イギリス王室メンバーはロンドンのホワイトホール地区で開催された、国王チャールズ3世主催リメンブランス・サンデーの式典に参加した。




























From madameFIGARO.fr
text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)






