アラン・ドロンの死から1年、娘のアヌーシュカが記念ビデオを公開。
Celebrity 2025.11.26

アラン・ドロンの死去から1年、娘のアヌーシュカ・ドロンが投稿していた、胸に響く追悼メッセージとは?

エリー・サアブのファッションショーに登場したアヌーシュカ・ドロン。(パリ、2022年7月6日)photography: Reynaud Julien/APS-Medias/ABACA
もう1年前のことになる。2024年8月18日、フランス映画界の大スター、アラン・ドロンが、自宅のあるドゥシーで88歳の生涯を閉じた。俳優は豊かな映画遺産を後世に残したが、何よりも3人の子どもたちを残した。ナタリー・ドロンとの間に生まれた長男アントニー、愛する娘アヌーシュカ、そしてロザリー・ファン・ブレーメンとの間に生まれたアラン=ファビアンのふたりである。
アラン・ドロンの誇り
アラン・ドロンとの関係が複雑で、時にはぎくしゃくすることもあったふたりの兄とは異なり、アヌーシュカは常に父親と非常に親しい関係を築いてきた。父親もまた、彼女への特別な愛情を隠すことなく、そのことが原因で家族内に嫉妬を生むことさえあったほどだ。アラン・ドロンの一周忌が近づく中、34歳のアヌーシュカはふたりの共通の思い出に改めて浸った。彼女は自身のInstagramで、2003年に映画『Le Lion(原題)』の公開にあわせて行った、アラン・ドロンとの初めてのテレビインタビューの動画を共有した。そのインタビューでは、父親とのやり取りで彼女が受け答えしている。
聖母マリアへの敬愛
当時、アヌーシュカ・ドロンは13歳の思春期の少女で、とても内気で控えめだった。撮影現場で、父親は彼女を心から誇りに思い、その演技を絶賛した。「うれしい、幸せだ、満足している。彼女のためにこの映画を作れてうれしい、彼女のおかげだ。彼女がいなければ、この映画は作られなかったし、存在もしなかった。そして、彼女に相手役として応じることができ、成長する姿を見て、花開く姿を見て、女優になる姿を見ることができて感動している」と、父は感極まった様子で語った。それから22年後、アヌーシュカは自身のInstagramの投稿でこう応えた。「相手役として演じさせてもらったことに、むしろ私の方が感動しています......舞台で、そしてこの人生で、父と一緒に」。
34歳のアヌーシュカが、父の死去から1年を迎える3日前の8月15日に追悼を行うことを決めたのは偶然ではない。というのも、アラン・ドロンは聖母マリアを深く敬愛しており、この日がカトリック教徒にとって聖母の被昇天の祭日だからだ。「ああ......8月15日。あなたにとって特別なマリアの日。父の一周忌の3日前」と、彼女は感慨を込めて綴った。「時間はゆっくり長くは感じられず、むしろ一瞬一瞬がぎゅっと濃縮される。最初の記念日だけれど、間違いなく最後じゃない。」
アラン・ドロンはドゥシーのラ・ブルルリィ荘園で40年間、愛犬たちに囲まれて暮らしていた。同地で、彼は2024年8月24日に、最も親しい関係者だけが見守る中で埋葬され、愛犬たちのそばで眠っている。
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text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi







