「血液からマイクロプラスチックを除去する」オーランド・ブルームの受けた奇妙な処置とは?

Celebrity 2025.11.30

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48歳の俳優オーランド・ブルームが、自身のInstagramのストーリーにロンドンのクリニックで点滴を受けている驚くべき写真を公開した。そこで彼は、自分の血液を「浄化」するという奇妙な処置を受けた。

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トライベッカ映画祭でのオーランド・ブルーム。(ニューヨーク、2025年6月10日)photography: AFF/ABACA

オーランド・ブルームは、ロンドンのクリニックでベージュの革張りの椅子に横たわり、前腕に点滴を受けながら見慣れない機械に繋がれている姿の写真をInstagramのストーリーに投稿し、ファンを驚かせた。

この写真で48歳のオーランド・ブルームは、うっすらと微笑みを浮かべているものの、目を半分閉じ、顔色が青白く、ぼんやりとした様子に見える。キャプションには、単なる採血ではなく、画期的な処置を受けたことが明かされている。「体内に存在するマイクロプラスチックや化学物質を取り除く新しい方法を提供しているクラリファイ・クリニック(Clarify Clinic)に感謝します」と記している。

2時間の治療で約11万ユーロ(約195万円)

『デイリーメール』によると、ケイティ・ペリーのパートナーである彼は、「Clari(クラリ)」と呼ばれる新しい血液デトックス法を試したという。この高額な処置は現在、クラリファイ・クリニックだけで提供されており、わずか2時間で血液中のマイクロプラスチックを最大99%除去すると謳われている。料金は1万ポンド(約195万円)だ。しかし、その効果についてはどうか?クリニックの代表ヤエル・コーエンは「Wired」のインタビューでこの血液デトックスの有効性を称賛しているが、科学界は特にマイクロプラスチックの実際の影響に関するデータ不足を理由に非常に懐疑的である。世界保健機関(WHO)もこの点に関して情報不足を認めている。

現在までに、マイクロプラスチック除去に効果的な方法は認められていない。オーランド・ブルームはそれでも挑戦し、2時間にわたる治療を受けた。この治療では、彼の血液を採取し、赤血球と血漿に分離したうえで、機械を使って血漿を浄化し、有害物質を取り除く。その後、浄化された血液を体内に再注入した。

施術後、オーランド・ブルームは自身のInstagramに写真を投稿しただけで、体験したことや潜在的な副作用については一切語らなかった。アメリカでは、この情報はほとんど話題にならず、オーランド・ブルームとケイティ・ペリーが別れるという噂にかき消された。しかし、この話題こそ同じくらい深刻である。血液クレンジングは近年人気が高まっているが、その効果や危険性についてのデータは一切存在しない。

From madameFIGARO.fr

text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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