スペイン・レティシア王妃、冬のファッション7選。今年は代名詞の赤で攻める!
Celebrity 2025.12.19
フォーマルにもカジュアルにも偏らず、場に合わせて選ぶレティシア王妃の装い。
2025年の冬の装いは、黒のワントーンやパンツスーツ、赤のニットやレザーなど、素材や色で変化をつけたスタイルが目立つ。装飾は抑えつつ、シルエットや配色で印象をつくるのが王妃らしさ。赤はもともと定番カラーのひとつだが、今年は特に着用の頻度が高く、印象的に映る。
冬服のコーディネートの参考にしたい、最新ルック7選をピックアップ。
1.黒のワントーンをやわらげる、ロングコート×白リボンブラウス。
@casareal.es
公務の場で黒を纏うことが多いレティシア王妃。特別な場に限らず、日常的なワードローブの一部として取り入れているのが特徴。重くなりがちな黒を、シルエットや質感、ミニマルな装飾で軽やかに見せるのがレティシア王妃流。
この日は、柔らかい印象のガウン風ロングコートに、白のリボンブラウスを合わせたワントーンスタイル。黒を軸にしながらも、顔まわりに白を置くことで全体が沈まないバランスに。足元とバッグも黒で揃え、ディテールを最小限に抑えた着こなし。
2.華やかさを添える、ピンクの花柄コート×ピンク小物。
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グレーのベース地に大ぶりのピンクの花柄を配した主役級のデザインコートを着用。グレーの落ち着いたトーンながら、全体に広がる柄の配置と色のコントラストで印象を引き上げる。首元と足元は、花柄と同系色のピンクストール、パンプスを合わせ、色のトーンを揃えながらも柄を主軸にしたスタイル構成。ウエストの絞りやAラインのシルエットが、デザイン性と品格を両立させている。
3.端正にまとめた、ボルドーのパンツスーツ×黒ボウタイ。
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パンツスーツを選ぶ機会が増えているレティシア王妃。テーラードの精度や色使いで差をつけながら、王妃らしい品格ある着こなしが特徴。近年は黒やネイビーに限らず、深みのある色を軸にしたセットアップを着る姿が目立つ。
この日はボルドーのパンツスーツに、黒のボウタイブラウスを合わせた品格あるスーツスタイル。ジャケットはやや長めの丈で、ウエストラインが緩やかに絞られたシルエット。色の強さを生かしつつ、構成をシンプルにまとめたスタイル。足元も黒のプレーンなヒールで揃えた。
4.赤を効かせた、レザージャケット×ストライプパンツのパンツルック
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フォーマルな装いが多いレティシア王妃のワードローブの中でも、近年は素材や丈感でカジュアルに振ったスタイルが少しずつ増えている。なかでもレザーアイテムは、色や形を抑えながら王妃らしく着こなす工夫が見える。
この日は、赤のレザージャケットにリブタートル、ストライプのスラックスを合わせた着こなし。ジャケットは短丈・コンパクトな設計で、色の強さを引き算するようなミニマルな構成。アイボリーのハイネックがレザーの強さを和らげる。ジャケットを主役に据えたスタイルながら、全体のトーンを整えることで王妃らしさを保ったルック。
5.柔らかい素材の、赤のリブタートルワンピース。
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赤はスペイン王国を象徴する色のひとつ。これまでもレティシア王妃は、式典や公式の場で赤を効果的に取り入れてきた。2025年に入ってからは、その登場頻度がさらに高まり、スーツやジャケットだけでなく、カジュアルな素材やシルエットでも赤を主軸にした装いが目立っている。
この日は、ボルドー寄りの赤のワンピースで登場。トップはリブのタートルネックで、ゆったりとした柔らかいシルエット。スカートは軽く広がりを持たせたフレアライン。靴とバッグも同系色で揃え、レティシア王妃が得意とするワントーンスタイルに仕上げていた。
6.クラシックに整えた、ツイードのセットアップスタイル
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レティシア王妃の定番のひとつが、ツイードのセットアップ。フォーマルすぎず、堅すぎず、品のあるクラシックな印象をつくれるアイテムとして、公務や展覧会の場などでも繰り返し登場している。
この日は、白と黒をベースにしたツイードのジャケットとスカートをセットで着用。やや厚みのある生地感と、直線的なシルエットが、丈で調整されることで固くなりすぎない着こなしに。バッグとパンプスは黒で揃え、スタイリングはあくまでシンプル。素材の存在感を軸にした、飾りすぎないスタイル。
7.シルエットで魅せる、グレーのウエストマークワンピース。
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ベルト使いやシルエットで印象をつくるワンピーススタイルも、レティシア王妃のワードローブのひとつ。過度に装飾せず、シルエットや素材で魅せるスタイルは、ワンピースでも一貫している。
この日は、温かみのある素材のグレーのワンピースに共布風の太ベルトを合わせたルック。Vネックとウエストの絞り、グレーと黒だけで構成された配色が、カジュアルながらも品格のある印象に。スカートは膝下丈のストレートシルエットで、裾は断ち切り風のラフな仕上げ。ブーツも黒で揃え、ミニマルでいて、動きのある1ルック。
text: madame FIGARO japon photography: REX/Aflo




