ベルギー王室のクリスマス写真で注目を集めたエリザベート王女のファッションとは。

Celebrity 2025.12.23

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12月14日、ベルギーのフィリップ国王とマティルド王妃は、4人の子どもであるガブリエル王子、エマニュエル王子、エレオノール王女、そしてこの家族写真でひときわ注目を集めているエリザベート王女とともに写るクリスマスカードを公開した。

クリスマスの魔法が世界中に広がり、各国の首都は華やかな装飾に包まれている。ベルギーの首都ブリュッセルでは、きらめくオーナメントで飾られた高さ20メートルの壮大なクリスマスツリーがグランプラス広場に設置され、市民や観光客の目を楽しませている。そのすぐ近くでは、フィリップ国王とマチルド王妃、そして4人の子どもたちも、1999年から王室の住まいとなっている壮麗な新古典主義様式のラーケン王宮で、年末の祝祭に向けた準備を進めている。

ひと工夫凝らした演出

例年どおり、ベルギー国王と王妃は12月14日(日)、王宮の公式Instagramで年末のグリーティングカードを公開したが、今年はひと味違う演出が施されていた。伝統的な家族写真は、短い動画の後に初めて披露される仕組みとなっている。映像では、ドアの下から差し込まれた封筒が映し出され、それをマニキュアをつけた女性の手が拾い上げ、クリスマスツリーに掛けたあと、丁寧に開封する。そうして、王宮の緑豊かな庭園で撮影されたベルギー王室の年末のクリスマスカードが姿を現す。

鮮やかなドレスに、リラックスした佇まい

この写真には、フィリップ国王とマチルド王妃が、ガブリエル王子、エマニュエル王子、エレオノール王女、そしてエリザベート王女という4人の子どもたちに囲まれて写っている。全員が正装に身を包み、満面の笑みを浮かべているが、なかでもひときわ目を引くのは、エリザベート王女だ。鮮やかなグリーンのドレスをまとい、母マチルド王妃と妹エレオノール王女が選んだ、落ち着いたエクリュカラーの装いとは対照的な存在感を放っている。

若き王女の佇まいも、また注目を集めている。エレオノール王女が両腕を背中に回した比較的古典的なポーズをとっているのに対し、エリザベート王女は頭を少し傾け、両手を体の前で組むという、よりリラックスした愛らしい姿勢で際立っている。

わずか24歳にして、フィリップ国王とマチルド王妃の長女であるエリザベート王女は、すでに王政の未来を担う存在として注目されている。2013年7月21日、祖父の退位により父が即位したことを受けてブラバン公爵位を継承し、王位継承順位の第1位となった。将来のベルギー女王として、国民から寄せられる期待は大きく、その現代的で親しみやすい姿勢によって、王室に新たな風を吹き込む存在になると見られている。そうした献身性と強い責任感を裏づけるように、エリザベート王女は2020年から2021年にかけての1年間、ブリュッセルの王立士官学校(ERM)の軍事訓練に自ら志願して参加している。

From madameFIGARO.fr

text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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